嘘が匂いますね、公爵様〜愛を騙る夫の後悔〜

一目惚れ──その言葉に偽りはないのに、彼の愛の囁きは嘘に塗れている。

貧乏伯爵家の娘ウィステルのもとへ、突然縁談が舞い込む。
相手はキャスバート公爵家当主フィセリオ。彼は婚姻を条件に援助を申し出る。

「一目惚れとはいえ、私はウィステル嬢を心から愛している。必ず大切にすると、キャスバートの名に誓いましょう」

けれど、ウィステルには『嘘を匂いで感じ取る』秘密の力があった。

あまりにもフィセリオに得のない縁談。愛もなく、理由は謎に包まれたまま、互いに秘密を抱えて時間を重ねる。

全ては信頼される妻になるために。

甘い嘘で“妻を愛する夫”を演じきる公爵と、夫の嘘を見抜き、共犯者になると決めた令嬢の恋愛物語。

* * *
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※主人公ウィステル以外の視点の話は【】にそのキャラを表記しています。同じ話の別視点ではなく、基本的に物語は進行していきます。
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