プリンスの魔術師は出来損ない
「私は魔術師が憎い。今すぐに出て行け」
「魔術師がお嫌いなんですか? 問題ありません! ぼく、全然魔力ないですから!」
大正時代となっても怨霊妖怪蔓延る日本は、魔術師が華族当主専属の護衛となるのが習わしです。
ぼくがお守りするのは、いつも無表情で、冷徹な氷のプリンスだ、なんてウワサされる公爵さまです。
ぼく、魔術は使えませんが、剣術なら得意なんですよ!
魔力のない落ちこぼれの出来損ないですが、あなたのこと、一生懸命お守りします!
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