のざらし
どことも知れない場所、いつとも知れない時。
闇夜の人里離れた場所に二つの人影が立っていた。
彼等の足元に転がる「ソレ」は、確かに人の言葉を発していた。
やがて「ソレ」は、自身がなぜそのような姿となったのかを語り始めた。
彼が奪った物の話。彼が奪われた物の話。
恐ろしく不気味な物語を……。
哀れなるかな、真実を見抜けぬ者よ。報われることの無き骸よ。
ダークで少しばかりグロテスク。
※個人サイト「お姫様倶楽部Petit」および「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアップ+」で発表済みの作品です。
闇夜の人里離れた場所に二つの人影が立っていた。
彼等の足元に転がる「ソレ」は、確かに人の言葉を発していた。
やがて「ソレ」は、自身がなぜそのような姿となったのかを語り始めた。
彼が奪った物の話。彼が奪われた物の話。
恐ろしく不気味な物語を……。
哀れなるかな、真実を見抜けぬ者よ。報われることの無き骸よ。
ダークで少しばかりグロテスク。
※個人サイト「お姫様倶楽部Petit」および「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアップ+」で発表済みの作品です。
あなたにおすすめの小説
還暦の性 若い彼との恋愛模様
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ワシの子を産んでくれんか
妻に先立たれ、息子まで亡くした老人は、息子の妻である若い未亡人と二人きりで古い家に残された。
「まだ若い、アンタは出て行って生き直せ」――そう言い続けるのは、彼女の未来を守りたい善意であり、同時に、自分の寂しさが露見するのを恐れる防波堤でもあった。
しかし彼女は去らない。義父を一人にできないという情と、家に残る最後の温もりを手放せない心が、彼女の足を止めていた。
昼はいつも通り、義父と嫁として食卓を囲む。けれど夜になると、喪失の闇と孤独が、二人の境界を静かに溶かしていく。
ある夜を境に、彼女は“何事もない”顔で日々を回し始め、老人だけが遺影を直視できなくなる。
救いのような笑顔と、罪のような温もり。
二人はやがて、外の世界から少しずつ音を失い、互いだけを必要とする狭い家の中へ沈んでいく――。