マガツヒ
離島・和泉島に伝わる、人をさらう化け物『マガツヒ』の伝説。
島民たちはそれを免罪符に、外へ出ようとする若者を呪い、縛り付ける。
本土へのフェリーが唯一の足である過疎化の離島、和泉島。
高校卒業を控え、全員での東京行きを決めた航たち4人組を待っていたのは、島民たちの笑顔の裏に隠された、ねっとりとした同調圧力と陰湿な嫌がらせだった。
「島を出てはならない。さもなくば、猿の化け物『マガツヒ』に連れ去られる」
持ち前の鋭い知性と静かな執念で、島の秘密を解き明かそうとする航。しかし、彼がひとつの仮説に辿り着いたその直後――幼馴染の一人が、本当に姿を消した。
過去の凶行は、まだ終わっていなかったのか。
閉ざされた島で繰り広げられる、土着信仰サスペンス・ミステリー。
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