改行だけの恋文
深夜二時、主人公は部屋の明かりを消し、スマートフォンの中で眩しく輝く「君」の日常を見つめていた。遠く離れた街で生きる君は、主人公にとって夜空の一等星「スピカ」のように手が届かない憧れの存在だった。君への募る想いから、メッセージ画面に「会いたい」と打ち込む主人公。しかし、二人の間にある圧倒的な距離を前に、送信ボタンを押す勇気は出ない。ただ「改行」ボタンを何度もタップし、画面の下へと消えていく文字を見つめることしかできなかった。君のそばに「居たい」と願うほど、届かない現実が心を「痛い」と締め付ける。そんな苦しいループの中で、主人公は諦めるのではなく、ある一つの強い決意を固める。たとえこの恋が一生報われなくても、君に出会えたその瞬間を「愛」と呼び、自分のこれからの生涯(永遠)をかけて君を想い続けようという、切なくも美しい究極の献身の物語。
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