「今更、父親になりたいなんて」
戦争を繰り返してきたルヴェリア王国。
幼くして王女としての責務を背負わされたアリスティア・ルヴェリアは、父王に代わり国政を支えていた。
眠る時間すら削り、感情を押し殺しながら働き続ける日々。
そんなある日。
父である国王リュシアンは、前世の記憶を思い出す。
ここは前世で読んだ小説『愛されない王女とだめ王』の世界。
そして物語の結末で、自分は娘に殺される運命だった。
けれど実際に出会ったアリスティアは、小説の中よりずっと幼く、優しく、壊れそうな少女だった。
「せめて今度こそ、父親になりたい」
これは、愛を知らずに育った王女と、不器用にやり直そう
とする父王が、少しずつ家族になっていく物語。
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