闇の足音―谷中の用心棒外伝―

愛ゆえに、堕ちていくのだ。深く、深く、江戸の闇へ――

幼馴染で、他家に嫁いだ糸と駆け落ちして、故郷の夜須から江戸に出た滝川藤兵衛は、用心棒稼業に精を出しながら、満たされた幸せの中にいた。その平穏な暮らしの最中、藤兵衛は糸の夫だった西春与一郎を、江戸で見掛ける。斬るしかない、と決めた藤兵衛の暮らしに、そっと闇の足音が忍び寄る――。

「谷中の用心棒 萩尾大楽~阿芙蓉抜け荷始末~」に繋がる大いなるプレリュード!
24h.ポイント 0pt
0
小説 184,499 位 / 184,499件 歴史・時代 2,154 位 / 2,154件