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第四章 別に騙されたとか思ってないし今も変わらず大好きだけど、、、なるべく近寄らないでください(汗)

逃☆走☆中

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拝啓学園長様

初めの挨拶とかすみません飛ばします
とりあえず一言

あなたの学園は大丈夫ですか?


「いたぞ!!!そっちだぁぁ!!!」
「イケメンのお兄さん!!お話してくださぁぁぁい!」
「可愛い美少年を捕まえろ!なんとしてでも会話していただくんだァァ!」

阿鼻叫喚

「おい!ルティ!こっちはもう行き止まりだぞ!!
「大丈夫!そのまま壁まで走って!」
「りょうかい!」

サンディスに担がれえっさほいさ

あの後、周りの人達がサンティスに気づき、もうそりゃあ大パニック

男子寮から飛び出し、まんまと生徒の前に姿を出したボクたちは女子生徒にも目撃され、絶賛逃☆走☆中

と、まぁ明るく言ってみたけど

、、、まーじでどうしよ


今捕まったら絶対めんどくさい事になるし、そもそもこんな騒ぎ大きくなってるからぜったい先生とかにも話行くでしょ!!
入寮初日から問題児認定とかやだよ!!

ボクは真面目に魔法学に没頭したいのに、、、

「ルティ!壁に着いたけどどうすんだよ!」
「ありがとサンティス!とりあえずサンティスは精霊界戻っていーよ」
「はぁ?!ルティが危ないだろ!」
「だいじょぶだいじょぶ!それにもし危なくなったらまた呼ばせてもらうから!ほら、反省文!!!」
「、、、わかったよ、でも、俺を呼べよ!な!」
「、、、反省文から逃げたいんでしょ」
「はぁ?!!ち、ちげーよ!!」
「ハイハイ、走ってくれてありがと」

サンティスは、フローラの小言をグチグチ言いながら精霊界に戻った

サンティス身長も体格も大きいから目立っちゃうんだよね
ただでさえ格好とか、髪色とか、めっちゃ目立つのに

あまり目立たない道の奥の壁にひっそりとしゃがむ

なんでこんなことに、、、
ボクがドアを開けてしまったから、、、
怒られちゃうかな?
いやいや!迎えにこなかった副寮長?に責任押し付ければいっか!!!

と、まぁ早く騒ぎおさまれーと願いながら待っていると





しゃがむボクに影が重なる

あ、やべ
見つかった

さっきボクの貞操をお求めになったヤンチーだったらどうしよう!!!
やば、怖くて上向けないよ

いざとなれば魔法で抑えなければ!!
残念ながら今はまだ腕力では勝てなくても、魔法はボクがピカイチだから!!

あ、でも過剰防衛はダメか





?でもこの人なんもしてこない?
僕に気づいてないの?いやいや、影が重なってんだから僕の目の前にいるんでしょ
もしかして寝てると思われてる?
このまま寝たふりしてたら見逃してくれるのかな?!?!






「、、、っひっく」







ボクは思い切り顔を上げた

目の前にいると思われる影の人物が泣いていたからだ

「えっ」

ボクは目の前の人物に驚愕する















「、、、ギル?」
「っっ!!ルティ!!!!」

ボクは、初めて会った時からとても大きくなった大親友に抱きつかれた
久しぶりの彼は本当に

本当に綺麗だった
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