オオカミさん、忌み子として村でひどい扱いを受けてきた少女に頼まれて村人を皆殺しにすることにした

村外れに住む老婆を食ったオオカミは、続けて老婆の家を尋ねてきた少女も襲おうと老婆になりすましベットで息を潜めていた。しかし少女はオオカミに向けて、ナイフを振り下ろしてきたのだった。少女は別にオオカミの正体を見破ったというわけではなく、元より老婆を殺そうとしていたのである。自分の殺そうとしていた相手が老婆ではなくオオカミだと気づいた少女は、オオカミにある頼み事をすることにした。

「ねえオオカミさん。わたしを食べてもいいから、わたしの家族をみんな殺してくれない?」

※この作品に出てくるオオカミは二足歩行して人と同じ言語を操りますが、そういうものだと思い温かい眼で読んでいただけると幸いです。

※小説家になろう様、カクヨム様、ノベリズム様でも同様の作品を投稿しています。
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