赤に咲く
いつも視線を感じていた。男のいやらしい視線が怖くて仕方なかった。自分はおとなしい性格で趣味は読書。人と話すのも苦手。そんな内向的な人間なのに周囲の見る目は違った。イツ曰く男好きのする身体だからだそうだ。見た目は気の強い、男を手玉に取るような肉感的なボンキュッボンな悪女。その所為で誤解されるレーシアさらに人間関係が不得意になり周囲とは溝が大きく開いた。かってな噂で虚像のレーシア像を振りまかれる中、さらにレーシアを貶めるような発言がされる。「ああ、あいつと寝たぜ。あれは俺の女だから」そんな訳はない。宗教的な観点から女性の結婚までの処女性が重要視される中、まともな結婚を望むレーシアもそれにのっとり男性とは距離をとっていた。そんな噂が立ったらまともな結婚ができなくなってしまう。怒りに燃えたレーシアは噂の元凶たるイツに詰め寄ったが…。※小説の表現上女性を軽視するような発言がありますがご容赦ください。
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