嘘はあなたから教わりました

菜花（近況ボード： 6 件）

公爵令嬢オリガは王太子ネストルの婚約者だった。だがノンナという令嬢が現れてから全てが変わった。平気で嘘をつかれ、約束を破られ、オリガは恋心を失った。カクヨム様でも公開中。

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女主人公婚約白紙貴族学園もの

目次感想（6件）

6 件

2025.10.02 さやえんどう

そもそもの原因は王妃にありそうだなぁと思いました。結果として、ハニトラにホイホイ引っかかる正義感と正義を履き違えたお馬鹿ができちゃったわけで。
あの王妃、公爵家のご令嬢を悪しざまにいうところから、元の身分低そうですよね。準王族に対しての態度じゃない。
それに、離宮入りしてからも正しく情勢をみれないあたり、教養ないなと。
学生時代にやらかして、婚約者いるのにってくだりは、父と息子とで2代続けてやってそうな気がする（苦笑）
側妃の方が、元の身分が高そう。聡明さが垣間見えるので。異母弟の在り方がそう思わせます。
異母弟の賢さと情の厚さ、ボロボロの国を立て直しつつ、異母兄を不自由なく暮らせるようにしたの、ご立派ですね。まぁ豊かな国にはもう戻れなくても持ちこたえてるところとか。
異母兄が「約束を守り続けることが、1番の罰」と分かってるから、離宮から自由に出させてるのもわかるけど、1番の理由は「異母兄の生きる理由を取り上げない」でいたことかなと。
他国の王配はムリでも、ハレム行きとか、国益になるやり方は幾らでもあったはずなのに、手元に置き続けてるあたり、ハニトラに引っかかる前までは兄弟仲良かったのかなと。
国民の不満の矛先として、飼い殺してたのとも違う。それなら表に出すんですよね、積極的に的にさせる。でもそんな描写がない。
おじいちゃんになるまで側に置いて、亡くなってからも墓を暴かれないように、痕跡を消して、立派だなぁと。
ただ、感想書いていたら、思いついてしまいました。国益になるような使い方ができない＝約束の日以外は廃人のようだったのかもしれないと。
できればそのパターンは嫌だなぁ。離宮で執務の手伝い程度はしてたぐらいがいいなぁ。
そうでないと、流石にかわいそうすぎるので。

ネタバレ含む

2025.10.02 菜花

感想ありがとうございます！
元王妃に関しては、仰る通り若い頃にヒロインの母とひと悶着おこしてますね。
擁護しておくと子供の婚約者鞍替え事件までは良き母であり、有能ではないにしろ無能でもない王妃、くらいの人だったんですが、婚約破棄おこしてからは若い頃からヒロインの母と比べられた鬱憤を思い出して暴走したのだと思います。でも若い頃は許されたけど。二度めはなかった。
実のところ王になった異母弟に関してはあんまり設定なかったのですが、そう言われてみると滅茶苦茶情に厚い弟に見えてきました。
異母弟は「国に不利益をもたらした人間であっても王族だし、異母兄だし。でもあんな事件おこしといて国政に関わらせられないし……」で処刑できずに離宮周辺の土地の管理人にしてるイメージですね。
異母弟の初恋はヒロインなので、ヒロインの誕生日に離宮行って「兄上が大ポカやらなきゃ義姉上って呼べたのに(怒)どうせ今年も一人で祝ってるんだろ？仕方ないから一緒に祝ってやるよ」って思い出話くらいはしてるかもしれません。

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2025.04.06 ユーザー名の登録がありません

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2025.04.07 菜花

このヒーローに辛辣な感想は初めてもらいました！
正直ヒーローのことは可哀想と思いながら書いた訳ではないので、彼に好意的な感想が多くて世の中優しい人が思ったより多いんだなあ…って思ってました。
ヒーローくんはヒロインとよりを戻したいなら「まず彼女についた悪評を払拭せねば！」ってならなきゃいけないのに、そのへん思いつかない子なんですよね……。このへんは毒母の英才教育もあるんですけど。
ヒーローは良くも悪くも待つことだけが上手に出来た子なんです。

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2024.11.12 naimed

拝見しました。ネストル殿下の執念に完敗、いや乾杯！
なぜ婚約破棄ものなのに「ざまぁ」がないのか？最後で理解できました。
殿下は学生時代にノンナを助けたあたり、正義感が強く王族に似合わず根はまっすぐな性格のよう。ただしやり方が良くなかったと考えられます。惜しむらくは陛下両親が面子に拘らずもっと息子を監督をするべきだったかも。
手のかかる兄に悪辣嫌味を吐きまくる弟殿下、意外と面倒見のいい性格でしたww

2024.11.13 菜花

感想ありがとうございます！
ネストルの両親は父親はまともだったけど、ヒロインへの対応を見て分かるように母親がだいぶアレだったので……。父王も末期には「育児は母親や乳母の管轄だなんて思ってないで、ちゃんと自分でまめに見てればよかった……」と思ったに違いありません。
弟が面倒見いいという発想は有りませんでしたが、言われてみると国の最も大切な財産といえる鉱山をハニトラで奪われたというのに、死ぬまで不自由ないようにさせてたと思うと……もしかして情が厚いのかも？　そう考えると最後に存在消したのも、どうせ国が滅ぶまで国民にぶっ叩かれるようなこと仕出かした兄だから、知らんうちにいなくなってて墓も分からないくらいのほうが兄のためかも……と思ったのかもですね。立派な墓なんて立てたら通行人に唾吐かれそうですし。

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2024.02.06 アオ

面白かったです。
作者様の作品はいずれも秀逸ですね！
構成、文体、素晴らしいです。
特にヒロインの心情が細やかで感情移入が半端ないです。
素敵な作品、ありがとうございました。

2024.02.06 菜花

褒められすぎて照れてしまう感想です！ありがとうございます！
お礼になるかは分からないけど作中ではカットした隣国に行ったヒロインと結ばれたヒーローについて。
オリガは家族とともに爵位を捨てて隣国でとある商会で平民として働くようになる。
商会の主は昔、弟を庇って顔に大怪我をしたイストという男性。
元は美男と思われる顔立ちなだけに怪我の痕が痛々しく誰もが顔を背けた。
そんななかオリガだけが目を背けず見つめていた。不思議に思ったイストは聞く。
「君はこの顔が怖くないのかい？」
「人間の容姿より心のほうが恐ろしい」
一体どんな過去があったらこんな綺麗な人からそんな言葉が出るのだろうと調べると元は王妃にだってなれた身分の女性。
それから興味が湧いてあとはずるずると沼にはまるようにオリガに夢中になる。
オリガもぽっと出が商会の主に優しくされるなんて、と嫉妬した同僚に濡れ衣も着せられるも、イストが「まずは話を聞いてからだ。何の証拠もないのに決めつけるのは良くない」と庇うので「この人なら信頼できる」と感じ交際を了承。
それからとんとん拍子に結婚。オリガの妹もイストの弟と結婚。という裏話。

そして幸せな生活を送っている時に、母国で「毎年同じ日に劇場前に一日立ってる男性」の話を聞き、妹が調べてくると言って母国に出向いた。
するとネストルがずっと待っているらしいと分かって、妹は「何か可哀想だね。どうする？」と聞くも「私は婚約破棄されてから二か月間針の筵だった。一年に一日苦しむのが何だというの。でもそうね。同じだけ待っていたら会いに行ってもいいかもね」
休日を除いて五十二日。五十二年待ったら許すと言う。
ネストルはそれを越える年月を待ったが、オリガのほうが病に倒れた。
作中最後に現れたオリガは……。

あまりに嬉しさに熱量多くなりました！おまけ話受け取ってください。

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2023.12.26 にひひ本舗

何故かすごく泣いちゃいました。
中盤までは確かにヘイト持ってた筈なんですが…。事の後から別人かと思うほど違うからでしょうか。
すごいお話でした。

2023.12.27 菜花

感想ありがとうございます！
別人と言われるとある意味そうかもしれません。
なにせ本人が公爵令嬢振ってまで選んだ子がスパイで国家の大損確定→一夜で全ての人間の自分を見る目が変わって有能王太子から大馬鹿王太子へ
という経験しちゃいましたからね……そりゃアイデンティティも崩壊しますよね。

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2023.12.07 けいと

たまらなく切なくて面白いです…
素敵な作品をありがとうございました！

2023.12.07 菜花

わ～感想ありがとうございます。
ヒーローもヒロインも最終的に病んでる部分があってどうなんだろうと思ってたけど、そう言っていただけると嬉しいです！

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