昏き森のオルディバル

ヨトゥミリス。
人を殺すためだけに存在する忌まわしき巨人族。

魔法使いは、その超常の力を以て、長くヨトゥミリスの侵攻を妨げてきた。

ところがある日、東の果てで、山のごとくそびえたつ巨影が現れる。
身の丈およそ四分の一マイル。
暗雲をいただく規格外の怪物に、人族はなす術なく蹂躙されるしかなかった。

それから間もなくして、西の地平にも規格外の巨人が出現する。
光を呑むが如き漆黒。稲妻をいただくかのような黄金の冠。
東の巨人へ向け、おもむろに踏み出してゆくそれは、果たして敵か味方か。

二つの巨神が目覚めるとき、神話の時代が幕を開ける。

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