聞き耳令嬢、今夜もバルコニー下が指定席です
夜会の楽しみ方は、人それぞれ。
私は豪華な料理を片手に、バルコニーの下へ潜り込みます。
なぜなら、そこは婚約破棄や貴族同士の修羅場が一番よく聞こえる、私だけの特等席だから!
「来たっ。本日のメインディッシュ!」
ローストビーフを頬張りながら婚約破棄劇を観賞していたら、隣にはなぜか同じ趣味を持つ隣国の総司令官が!?
「その王子、期待を裏切りませんね」
「……常連なんですか?」
夜会をサボる聞き耳令嬢と、戦場より修羅場観賞が好き(?)な総司令官。
婚約破棄、ざまぁ、恋愛騒動、貴族の秘密――今日も二人は料理片手に最高の特等席へ。
これは、社交界の表では決して語られない「バルコニー下の観客席」から始まる、恋とゴシップと飯テロのラブコメディです。
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なぜなら、そこは婚約破棄や貴族同士の修羅場が一番よく聞こえる、私だけの特等席だから!
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「……常連なんですか?」
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