エモーション・ワールド
天国 仁《アマクニ ジン》の人生は104歳で幕を閉じた。
孤独な幼少期を過ごし。
巡り会った血の繋がりのない家族との壮絶な別れをして。
復讐のために多くの血を流し。
愛する者を失い、怒り。
復讐を終えるも。
仲間と愛する者の思いを受け止め、余生を過ごした。
そんな男の人生は104歳で締めくくられた――
はずだった。
否――
この男の物語は、まだ――終わっていなかった!!
「ここは……どこだ?」
死んで目を覚ますと、そこは知らない世界だった。
辺り一面の草木。緑一色。
「日本じゃ……ねぇよな?」
混乱するジンの前に現れたのは……。
「ヒトミか……?」
「…………」
かつて守れなかった――愛する人。
しかし様子がおかしい。
中身がカラッポ……その表現が相応しい、そんな状態。
襲い来る魔獣からの逃走。
辿り着いたのは王国だった。
ようやくジンは、国王の口から明かされることとなる。
この世界――エモーション・ワールドに起こった悲劇を。
大魔王――ジャスティスの存在を。
そして――――
ヒトミの身に、何が起こったのかを。
「ヒトミは今……大魔王ジャスティスに――――感情を、奪われているのじゃ」
大魔王ジャスティスから生み出された七体の魔王。
魔王を倒せば、ヒトミの感情は元に戻る。
「……安心しろヒトミ……。オレは、同じミスを二度しない……!」
そして勇者は刀を抜く――――
「今度こそ、オレが必ず――――お前を守る!!」
悲しき前世を超えるため。
『赤き死神』が復活する。
「かかってこい!! 魔王共!!」
元・最強の殺し屋が勇者となって世界を救う異世界バトルファンタジー!!
ここに開幕!!
―――――――――――――――――――――
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
あなたにおすすめの小説
【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
捨てられた令嬢は、もうアナタを待たない
エレノア・グランディア侯爵令嬢は、王立学院の舞踏会で、婚約者のレオンハルトから公然と婚約破棄を言い渡された。
男爵令嬢殿恋を真実の愛と錯覚したレオンハルトは、意気揚々だったが、帰宅して父公爵に怒鳴られてしまう。
終わりにします
「終わりにします」
その言葉とともに、侯爵令嬢シルヴィアは毒を飲んだ。
婚約者は妹を選び、父は妹だけを信じた。
誰にも必要とされなかった人生を終えたはずなのに、目を覚ますと三か月前へと時間は巻き戻っていた。
もう、誰かに愛されるためだけに生きるのはやめよう。
そう決めた彼女は、静かに運命を書き換えていく。
これは、一度死んだ少女が、自分自身の人生を取り戻すための物語。
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
純粋無慈悲な妖精姫
「こんな茶番、いつまで続けるつもりなのかしら」
“ルーンベルクの妖精姫”と呼ばれるルーンベルク公爵家長女・フェリアは、その特殊な髪色を理由に両親から育児放棄されていた過去を持つ。
悪意と嘲笑、浅慮な思惑を向けられながらも、フェリアはいつだって穏やかに笑う。
「何故、自分に悪意を持つ相手に慈悲を向けなければならないのですか?」
妖精に愛され妖精を愛す
純粋ゆえに無慈悲な少女の、人生の序章。
初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました
夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。
彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。
けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。
セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。
夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。
「もう、うんざりだ」と言われたので、出ていきますね
【とりあえず、何かください】
ある日、豪華なベッドで一切の記憶を失った状態で目覚めた私。鏡を見ても「あなたは誰?」駆けつけた使用人たちに、言いたい放題言われるけれど、他人事のようで少しも自覚が持てない。ただ分かったのは、自ら毒を飲んだことと、夫がいるということだった。妻が目覚めたのに駆けつけてこない夫の元へ挨拶に行くと「もう、うんざりだ」と告げられる。皆からは嫌われているし、記憶もないから未練もない。青ざめる夫に別れを告げて、新天地へと旅立つことを決意した――
※ 他サイトでも投稿中
※ 22時更新予定