『まず契約しよう。』~一軒家が欲しいだけなのに、星を追う魔法使いと世界の謎を発掘しています
魔王討伐?
世界の危機?
そんなものより先に、契約書を読ませてくれ。
現実主義者の冒険者・神崎悠真の夢は、英雄になることではない。危険な冒険で資金を貯め、いつか庭付き一軒家を建ててのんびり暮らすこと。そのために宿代や保険、報酬、税金まで細かく確認し、「まず契約しよう」が口癖の少し変わった青年だ。
そんな彼の仲間は、個性派ぞろい。
星空を誰よりも愛し、「世界最高の天文学者になる」と夢見る天体魔法使い・フレア。遺跡を見るたびに天文台を探し、夜になれば観測ノートを片手に星を見上げる研究者気質の少女。
世界樹に祈り、歴代英雄の記憶と技を借り受ける巫女・ルミナ。しかし英雄たちは供物にうるさく、「今日はケバブ」「明日はプリン」と無茶な注文ばかり。
そして、王国最高の騎士を目指す真面目すぎる盾騎士・エリシア。
四人は古代遺跡を巡りながら、それぞれの夢を追い続ける。
契約書の不備で大騒ぎになったり、トンカツ派と唐揚げ派の女神が食文化を巡って本気の聖戦を始めたり、宿選びで一日が終わったり――世界は平和なのに、彼らの日常はいつも大事件だ。
だが、星々を記録するフレアの研究は、やがて世界の真実へとつながっていく。
笑って、騒いで、ときどき胸が熱くなる。
これは英雄譚ではない。
夢を持った四人が、自分たちの「好き」を貫きながら世界を旅する、寄り道だらけの異世界冒険ファンタジー。
世界の危機?
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