「役立たずの記録係はいらない」
そう告げられ、婚約を破棄された彼女。
王国の帳簿を管理し、誰にも気づかれないまま国を支えてきた彼女の仕事は、あまりにも地味だった。
けれど、彼女が去ったあと、王国の数字は少しずつ狂い始める。
消えた物資。合わない予算。誰も説明できない支出。
彼女が残した帳簿には、王国を揺るがす秘密が記されていた。
これは、役立たずと呼ばれた一人の記録係が、自分の価値を取り戻し、やがて王国の運命を変えていく物語。
文字数 16,615
最終更新日 2026.10.15
登録日 2026.10.14