私を蔑まないのはあなただけ

アラブ首長国連邦の国王、オマーン(21)は幼い頃に日本で出会った幼女、瑠璃(18)のことが十何年経った後も、想い続け、探し続けていた。
一方、日本に住む伊集院瑠璃はオマーンのことは覚えていなかった。が、それは単に忘れたのではなく、記憶喪失であった。最初、瑠璃が自分を覚えていないことに激怒したオマーンだったが、その事実を知り幼い頃の記憶を思いだたせてやろうと、自国アラブ首長国連邦に招待する。そこでオマーンと瑠璃の物語が始まる。この物語の背表紙はいつ閉じられるのだろうか。
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