今更、犬派だなんて言えない!

王弟を父に持つ公爵令嬢レオノーラは、とある出来事で王国一の猫好きとして有名になった。
しかし猫好きとして知られれば知られる程、レオノーラは一人頭を抱えていた。

「言えない……今更、実は猫より犬派だなんて!」

そう。レオノーラはどちらかというと犬派なのである。
おまけに、密かに想っている相手は犬獣人の青年。

そんな日々を送る中、従妹の王女からいつものように面倒事を押し付けられ、世話をすることになった他国の皇子はなんと、美麗な猫獣人で、おまけに甘い言葉を囁いてくる……。

犬好き令嬢レオノーラの明日はどっちだ!?



※特定の動物やペット、またその飼い主の方を貶める意図はございません。
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