『私という魔王がいながら』 ――面倒くさい女王と巻き込まれる家臣――
代々、女性が魔王を継ぐ一族――トワイト家。
先代の魔王が亡くなり、若くして魔王となったアンリ・トワイト。
そんなアンリには、長年のライバルである勇者ライトがいた。
二人は幾度となく戦いを繰り広げるも、未だ決着はつかず。
互いを宿敵として認め、戦い続けていた。
しかし、ある日を境に――
ライトの動きが突然なくなった。
その動向を気にしていたアンリのもとへ、ある情報が入る。
別次元の魔王が侵攻。
勇者ライトと一触即発の状態――。
それを知ったアンリは思った。
「……私という魔王がいながら」
そう、これは――
アンリとライトの長きにわたる戦いの物語……
ではない。
他の魔王を相手にするライトに嫉妬し、
「勇者を倒していいのは私だけ」と暴走するアンリ。
そして、そんな面倒くさい女王に巻き込まれる家臣たちの物語である。
――これは、魔王と勇者の壮大な宿命の物語ではなく、
嫉妬から始まる魔王軍コメディ。
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