没落伯爵令嬢は、まず帳簿を開く
剣も魔法もありません。あるのは、赤字の帳簿だけでした。
伯爵令嬢エリシア、17歳。
冷夏に見舞われた秋。父ローレンスは、凶作に苦しむ隣領への救援を続けていた。
人を見捨てることのできない父の判断が間違っているとは、エリシアにも思えない。
けれど、祖父から教わった帳簿を開いた彼女は、一つの現実に気づいてしまう。
――このままでは、自分たちの領地まで立ち行かなくなる。
しかし、エリシアには領地を動かす権限などない。
経験もない。領政に関わる家臣たちから見れば、まだ17歳の伯爵令嬢にすぎない。
それでも、帳簿に記された数字を見なかったことにはできなかった。
倉庫には、本当は何が残っているのか。
使えるお金はいくらあるのか。
何を守り、何を諦め、何を優先するのか。
派手な魔法も、奇跡の力もない。
帳簿と現場を照らし合わせ、人に教わり、失敗もしながら、一つずつ領地の問題に向き合っていく。
没落しかけた伯爵家と領地を、数字と現場から立て直していく領地再建ファンタジー。
伯爵令嬢エリシア、17歳。
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※9/10、9/21に加筆しました。
※なろう、カクヨムにも掲載しています。
※生成AIを構成・展開の壁打ち、設定整理、誤字脱字・表記ゆれ確認、文章推敲補助に利用。本文は基本的に自分で執筆し、提案された展開や短い表現を一部採用する場合があります。