ハズレスキル【孵し守】を授かった俺、拾った石ころが世界を滅ぼす神獣の卵だった件
「鑑定もできん見習いを置いておく余裕はない。今日限りで宮廷錬金術師の見習いを解く」――そう告げられて辺境に流された俺は、父の友人だった隠居錬金術師レーヴェの村に身を寄せた。薬草採集の道すがら、北の山道で奇妙な石を見つけた。乳白色で、握れば不思議と重く、夏の日差しの下でも雪解け水のように冷たい。売れると思って鑑定に出した。だが――それは火にも砕けもせず、世界の終わりを呼ぶ卵だった。
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