忘れられた王国
関東―いまの日本の中心。
だが紀元前、この地は広大な湿地に覆われた縄文の世界だった。
暴れ川・利根川が大地を削り、微高地に巫女を中心とした集落が点在する。千葉は海に浮かぶ島のようで、丸木舟が行き交っていた。
その頃、大陸から渡来人が近畿に勢力を築き、伊勢の巫女は彼らと混血し、弥生文化が生まれた。
しかし関東は行き止まりの湿地ゆえ、弥生化が進まない。
狩猟と採取の豊かな世界が続き、部族は共闘し、強力な武力を育てていった。やがて豪族が生まれ古墳が築かれ、近畿とのつながりも生まれる。
だが東山道が完成すると、関東は“忘れられた国”となった。
――いったい時代の流れの中で、何があったのか。
だが紀元前、この地は広大な湿地に覆われた縄文の世界だった。
暴れ川・利根川が大地を削り、微高地に巫女を中心とした集落が点在する。千葉は海に浮かぶ島のようで、丸木舟が行き交っていた。
その頃、大陸から渡来人が近畿に勢力を築き、伊勢の巫女は彼らと混血し、弥生文化が生まれた。
しかし関東は行き止まりの湿地ゆえ、弥生化が進まない。
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