練習帳にない顔で
王都の名門伯爵家の令嬢クロエには、小さな悩みがあった。
紅茶に砂糖を三つ入れてしまうこと。
ある日、それを指摘したのはランドール侯爵家の嫡男アドリアン。
けれど彼もまた、同じ習慣を持っていた。
奇妙な共通点から始まったやり取りは、やがて少しずつ形を変えていく。
これは、ささやかなきっかけから始まる、穏やかでやさしい物語。
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