何処までも臆病で意気地の無い男イーヴォ。
いや、父と思われなくなって当然なのであって、何を驚いているの？
あそこでスヴェンを助けるというのは、カールを殺すだけの結果に繋がった可能性の方が高かったんだし、つまりは妻の仇討ちより息子の命よりスヴェンの怒りの方が恐かったってだけでしょうよ。
こいつも、奥さんと同じ墓には入れたくないですね。
カールを喪いたくないから止めたのではない。兄が居なくなる事が恐かっただけです。
一生、兄の言う通りにだけ生きていたいんでしょうね。楽だから。
兄が居れば、自分で考えなくて良いし。失敗しても兄が言った事に従っただけなのでと、言い訳が出来る。
見てくれは立派でも、中身は甘えん坊の小僧っ子です。

出来るだけ早くカールとサリーナに引き継がせたいところですが、まだ少し掛かるでしょうし、兄弟共々処分しないと蛇の庄が危うすぎる。

苛烈な王(指導者)は国を危ぶませるが、優しすぎる王(指導者)は国を滅ぼす。

強権独裁の苛烈な指導者はとかく恨みを買い続ける為に、内外に敵を作り過ぎるので国が危うくなる。敵が多いのは、自分が敵を作り出しているのだという事に気が付かない愚か者ですね。
そして優しいを通り越して優し過ぎる王は、結局のところ事なかれ主義で優柔不断。他者に判断を委ねる楽さから逃れられず、国を守れないで良い様に食い物にされる。

どちらも迷惑極まりない。
部下にこういった者達が居るようなら、それこそ切り捨てないといけません。
キャンディ伯爵家にとって、この兄弟は外敵を呼び寄せ内側から食い破られる弱点ともなり得る、いわば『遅効性の毒物』に等しい。
この際一旦主家直轄にして管理監督出来る人物を送り込み、毒兄弟の影響を廃して、後々カール達に引き継げる体制を構築した方が良いですよ。
(*´･ω･｀)b

コプリンによるアルコール分解阻害。

おやおや。怒るのは筋違いも甚だしいよ。
身内を暗殺する事を良しとするのは、スヴェンの信条でしたね？
その為には手段を選ぶなとも。
それなのに毒を盛られたって怒るのはおかしいでしょうに。
むしろ『よくぞ成長した』と誉め称えなさいよ。
なんせ偉そうに語っていた自分が、不勉強にもコプリン含有キノコの事を知らなかった為に一服盛られた訳ですから。
ぷぎゃ～w
ねえ、今どんな気持ち？ねぇねぇww

ただ、カール、ネタばらしが早いよ。
そこがまだまだ若いんだねぇ……
ちょっと準備運動にストレッチとかでもう少し引き延ばし、手足の腱を切って動けなくなった時に教えないと。

まあ、イーヴォには何も変えられないというのは正解。
おそらく漠然とした理想はあっても、実現の為に動くことすら出来ないでしょう。
ダディサイモンが直々に聴取しても、スヴェンが拘束でもされていて、死罪が決まってでもいない限りは、妻の死に関する事すら何も話せない。
二つ名はヒュドラ(水蛇)ですが、この無様な臆病者には過ぎた名です。
なんせ、神話の大怪物。勿体無いったらありません。
私からはミルクスネークの名を贈ってやりましょう。
一般にニセサンゴヘビ/サンゴヘビモドキと言われる猛毒のサンゴヘビに擬態する無毒/弱毒蛇の中でも、特に似ている癖に無毒で一際臆病な気質の蛇ですのでイーヴォにはぴったりかと。

ま、結果的にはカールの凶行を未然に防いだ事は、後々の為には良かったのかもしれませんが。
だが、母親(妻)の仇討ちを邪魔した裏切り行為はカールの心を更に傷付けた。
なんせ、息子を信じずに監視して妨害する事を選んだんですから。
明確にスヴェン側に立ったという事です。
そりゃ、息子の側から縁を切られる訳ですね。

『布石』

愚者は気付かず、そして気付いても止められはしない。
最終的に、サリーナとカールが新しい形の蛇の庄を作り上げ、スヴェンのやり方を全否定していけば良い。
そして愚者はダディサイモンから、直々に失望されれば良いと思います。
妻を蔑ろにし、息子を裏切り者に育て上げ、弟を抑圧し、弟の妻を死に至らしめ、カールの心を殺す寸前に追い込み、カールの功と、主家の温情で救われ、それでも己を省みずにマリーに対して無礼を働いたのだから。
その全てを責められるのではなく、ただ無能の証明とされるが良いさ。
かえすがえすもこいつに種痘の実験台をさせてしまったのは悔やまれる。
病で死ねば良いというのではなく、こいつの命には、いかなる価値も与えたくない。
ただただ、無駄に死ね。
悼まれる事も、憎まれる事もなく、ただ死んで、忘れ去られろ。
出来れば猟師に鹿あたりと間違えられて射たれ、崖から転がり落ちて隙間に嵌まって動けなくなり、誰にも捜されず、見つからず、飢えて渇いて干からびる位が丁度良い。


『鶏蛇竜(コカトリス)』
そは毒を持つ蛇の女王。
雌鶏の頭と身体、竜の牙と毒蛇の尾を持つ怪物。
蛇の王たるバジリスクの番(つがい)にして、古エジプトで畏れられたる『蛇を殺すもの』

おそらく血筋から名付けたのでしょうが、実は蛇の庄を殺そうとしているカールには、とても似合いの二つ名です。

そして、長年『跡を追うもの(マングース)』が正体とされていましたが、最近『恐るべきもの』である『雄のサーバルキャット』であったのではないかとの説が浮上しましたね。
山猫娘の夫としても善き名ではないかと。
(*´･ω･｀)b

復讐されて殺されるなんて、そんな楽で正当な死に方など赦される程、スヴェンの罪は軽くはない。
イーヴォには期待しない。
結局、彼は芯を持ち得なかったのだから、ただ無駄に生きていくと良い。

何故、勝負などしたのかな？
無駄でしかない。
愚兄の言っている事は一見すると正論に聞こえますが、ちょっと考えれば『自己正当化の自己完結』でしかなく、主家に有益かどうかは考えていない事が判ります。あくまで『自分の解釈』と『前例主義』が最優先な屁理屈です。
そもそもが兄であろうと、前当主であろうと、現当主の考えに従わないなら一方的に断罪して然るべきなのが家長制度。
これは蛇の庄、隠密騎士に限らず、普通の騎士/貴族としての当然。
そんな無駄でしかない事で、ある意味誰よりも『蛇の庄初代様』の在り方を知っていた母が亡くなった訳です。
想定外の事故であっても、例え本人が飛び込んだ結果であっても『裏切り者をそだてた者』が『現当主の妻』を『殺害』したのは確かなのだし、咄嗟に武器を引けない程度の腕前でしか無かったのも確か。
本編でも、性格も何もかも変わっていない愚者のまま、生き恥を晒している自覚もない状態で、堂々と生きていやがるのが何とも……
改めて今からでも、マリーの知らない所で責任を問われて断罪されて欲しいですね。
この手の『裏切り者ではない害悪な味方』は始末に困る。中途半端に有能なので、それこそ果断に処する者が居ないと全体として大変なマイナスです。
ダディサイモン、断罪してくれませんかねぇ……
カールが壊れ、そしてマリーやサリーナ、馬の脚共達に救われるのは判っているので、閉鎖的で偏屈で間違いだらけの『蛇の庄』が変わっていく様こそを読みたい気がします。

どこまでも自分勝手で、自らの行いを省みない阿呆だ事。
父は、もっと強く出て良い。
なんなら、当主の権限で拘禁しても良いレベル。
一人でも多く主家の敵を殺して死ぬべきなのは、裏切り者を育てた己自身だし、そもそも遺体を引き取った後は、とっとと首を括るなり腹を切るなりしているべきなのに、未だに当主気取りの指導者気取り。本当に何様のつもりか。

父の二つ名は『アスクレピオス(薬杖の蛇)』辺りかな？
正確にはアスクレピオスは蛇そのものでは無いですが、基本的に『死』にまつわる逸話ばかりの『蛇』関連だと『薬』に関係するのはアスクレピオスの杖とヒギュエイアの杯に絡み付く蛇か、ヘルメスの持つケリュケイオンの杖に絡む『一対の蛇』位しか無いんですよねぇ
新大陸もまだ発見されていないのでケツァルコァトル(ククルカン)とかヒンズー、仏教とかの蛇神を持ってくるのも違う気もしますので。

惜しいな。
まだ性格が素直すぎましたね。

『さすが、裏切り者の父は言う事が違うねww』
と、今ならせせら笑ってやれるものを。
あらゆる意味で『おまいう』

拷問にしてもやり方が洗練されていない、ただただ嗜虐的なだけで非効率な代物ですね。
残虐行為に慣れた者は、その人間性を損ない、一般人に紛れる事は出来なくなっていくものです。

後のカールを見ると、明らかに父とも距離を置いている。
残念ながら無能な兄の暴走を止めることは出来なかった様です。
それは後々マリーに対する愚物の態度を見ても判る。
アンフィスバエナ(双頭蛇のヘルム)の父は所詮、アンフィスバエナ(愚毒蛇)であり、どこまで行っても役には立たない事を証明している。
こいつの二つ名はありましたっけ？
個人的にはその『冷酷』と『愚かさ』から『リンドブルム(冷血竜蛇)』又は『ウロボロス(尾喰輪蛇)』辺りかなと。
明確な敵対勢力で無いどころか、本来なら味方陣営の人物なのに、どうにも好きになれないですね。
(´・c_・`)

何処までも偉そうな無能め。
当主の座も譲ったのだから、あとは黙って実務の引き継ぎだけしたら腹でも召せば良いものを。
それすら出来ぬ怯懦の癖に。
お前の考えで、基準で育てたヘルムは愚者に育った。ならば、その育て方は間違っていると何故気付かない。
徹底して指導者に向いていない。
現場で暗殺して回っている程度がお似合いの小さな器です。

母としての気持ちは判るが、デボラの方も放っておきましょう。
何を言っても逆効果ですし。

戦乱の世で裏切りが横行していた時代のまま、他の庄と連携する事なく独自性を維持しようとした結果、間違ってしまった。
内憂外患の時代を経て、現在のキャンディ伯陣営には内部の裏切りは多くはない上に、他の庄は互いに連携して信頼関係を構築している。外部との接触を避けていては、肝心の毒物/薬物の研究研鑽も時代遅れになっていくものです。

毒物の薬効
身近な所では馬酔木なんかも。
よく犬が食べて中毒を起こすとして知られていますが、古くは戦国時代に忍が暗殺に用いた神経に作用する毒物です。
これの薬効(？)は媚薬効果。
極微量の摂取で血流が促進され、感度が上がるとして用いられました。
先のベラドンナにしても、眼科医が使用していたりしましたね。

蛇の庄が、影から主家を支える隠密騎士の中でも、毒物に通じ、より深い闇で動かねばならない家系であるのだとしても。
否、それだからこそ。
故郷で、家族で、その任に就く者を愛し支えなければならなかった。
闇の中で生きる人生には、理解者の支えが必要不可欠なのだから。

息子が道を外れたのは、甘やかすばかりだった母親のせいばかりではない。
自分が子にとって誇れる父で無かったせいだし、家族として親として当然の愛情を注いでこなかった自分の責任。
極端な自己顕示欲は承認欲求の現れであり、自己憐憫の結果です。
誉めたことがあったかい？
常に『誰か』と比べて『何故、この程度の事が出来ない』と責め、上手く出来ても『当然の事』として誉めずにいたのでしょうよ。
妻に対しても、どう接すれば良いか判らないと距離をとって、よそよそしい態度で接していたとすれば、子は母より『父への不満』を聞かされ、無意識に敵視をするようになる。
要は、全部お前のせいです。
お前が妻に心を開いて、きちんとした家庭を築かなかったから、こうなった。
結局、妻に拒絶されたりするのが嫌で、根拠と拠り所のない無用不要のプライドを後生大事に抱え込み、それを当主の孤高気取りで『かっこつけ』て自分の責任から目を背けていたお前が悪い。
今更ですが、臍噛んで死ね。

女性と子供と動物を虐げる奴は無間地獄に堕ちるべき。

忙しかったからか、途中で読み忘れているとは……

トマトが『悪魔の実』『狼の桃』と呼ばれ、ベラドンナと間違われたのは事実。
ベラドンナが瞳孔が開いて瞳が綺麗に見えるとして、点眼薬に使われたのも事実です。
肌の色を白くさせるとして瀉血したり、頬が赤くなるとしてヒ素を飲んだりと、未熟な医学の為に色々ありました。
発色の良い緑の染料にも要注意。
いわゆる『ヒ素グリーン』はナポレオンの死因の一つと言われていますね。
(*´･ω･｀)b

完結お疲れ様でした!　カールの過去が結構なハードだったので報われてよかった!
侍女も成長してよかったデス!
楽しませていただきありがとう!

サリーナ編完結おめでとうございます！！
サリーナがこんなに元気な子だったとは本当にびっくりです。後、滅茶苦茶戦えるのが！女性の聖騎士もいいな～

ベラドンナで瞳孔広げるのに使ってたの読んだことありますが、失明するともあったけど本当ですかね？
侍女仲間が白粉の毒も言ってましたが、毒になるとわかってて使ったのかわかってなくて使ったのか、
女性の美容欲は昔から凄まじいだなと思いました。

グレイo( ﾟ∀ﾟ )oキタ━━━━━!!!!

まさかの登場に大興奮ですｯ(*/∇＼*)

この頃から既に優秀だったグレイ‥
ダディに捕獲(←)されたのも納得です笑

とりあえず
猿と牛！
とっとと謝罪しなさい。

隠密騎士は影からの警護任務専門？
情報の収集や世論操作なども手掛けるにしては全員脳筋すぎる。
剣を振るうだけでないなら、女性のあしらいを知らないと駄目ですからねぇ……

火薬は間違いなく最重要軍事物資

そりゃサイモンダディの影響力も爆上がりしますわ。
まあマリーとしては、とにかく臭かったから改善しようとしたんでしょうね……

本編ではなかなか語られなかったマリーが発端の知識の活用、それによってもたらされた富と権力。とってもおもしろくて本編ともに何度も読み返しています^ ^幼少期からのマリーの言動や、それによってもたらされた変化や周りの反応、ダディの様子などもっと読みたいです♪更新楽しみにしています！！

認められる

これはとても大事です
(*´･ω･｀)b
チームマリー、始まりですね(^ω^)

[草陰]/дT) ﾎﾛﾘ

サリーナもカールも好きすぎるため
過酷な現実や衝突に胸を痛めたり‥
仲間との新しい絆に胸が震えたり‥
ここ数話で目から汗がダダ漏れ状態にｯ

マリー様のハンカチ余ってたら下さい←

馬の脚兄弟が美味しいところを持って行った！
しかも凄くカッコイイ！！
例えマリーに鞭持たせてハァハァしてる様な人達だったとしても…。
コレもギャップ萌えと言うのだろうか。（多分違う）

正面から闘うなら身体的な潜在能力の差は顕著になる。
しかし、それも絶対では無いですね。
結局、人間の身体は金属ではないので刃物で切れるし、毒も効く。
女性の衣装は暗器を隠すのに向いているし、直接戦闘ばかりが隠密騎士の仕事では無いでしょう。
そういう意味では侍女としての訓練もバカにしてはいけないですね。
二種類の訓練を上手く取り入れて『自分だけの』戦いかたを模索すれば良いのです。
それに侍女の技術も磨かねば。いくらマリーが社交界に出ないといっても、完全に引きこもれはしないので。

皆でよってたかって全否定
よろしくないですね。
病み上がりを舐めて複数で小突き回すのも、それを黙認しているのもよろしくない。
人として精進が足らないですよ。

まあ、こんなもんだよね
レスリング人類最強女子の吉田選手でも、国内ランキング１００位の男子選手には、勝てないそうな

女子プロレス神鳥と天龍の男女マッチでは天龍が容赦無くなったボッコボコにして顔面ボコボコの流血だったし


女は筋力じゃ勝てないよー


まあもちろん、訓練が前提の男女差で、一切鍛えてない男相手には勝てるだろうけどね

護衛には、畑違いや

サリーナとカールの置かれた状況は辛いね。
2人とも報われてほしい‥マリー様よろしく☆

侍女訓練の件､そこまで責めなくても
最初に「どうして出ないの？」とか、
先に聞いてくれば良いのにねぇ(￣▽￣;;)

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侍女軍団
『サリーナちゃんだけ贔屓だ〜』
『もう仲間に入れてあ〜げない』

‥‥子供か！！！と突っ込んで数秒後

あら？年齢的には子供なのか (スンッ)