来し方、行く末

月尾藩家中島崎与十郎は、身内の不義から気を病んだ父を抱えて、二十八の歳まで嫁の来手もなく梲(うだつ)の上がらない暮らしを送っていた。
年の瀬を迎えたある日、道場主から隔年行事の御前試合に出るよう乞われ、致し方なく引き受けることになるが……

【第9回歴史・時代小説大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます!】
24h.ポイント 21pt
0
小説 25,893 位 / 184,080件 歴史・時代 151 位 / 2,115件