二つの自分を持つ青年の話
グランディア公爵家には双子の少年がいた。兄・アルバートと、弟・オリヴァーだ。
しかしオリヴァーは、3歳の誕生日の時に、父であるグランディア公爵に、公爵邸を追い出される。
公爵としては、一時的な仕置きのはずであった。
だが、その事実に耐えられなかったオリヴァーたちの母、ロザリーは、オリヴァーを連れて公爵家を離れ、オトレミスク王国の末端にある平民が暮らす下町に身を寄せることとなる。
そこでオリヴァーは「グラン」と名乗り、下町で暮らすうちに、自身を下町の子どもだと思い込んで育つ。
しかしある事件をキッカケに、グランはまた公爵家に戻ることになるが、その時そばに、母・ロザリーはいなかった。
これは、オリヴァーと兄・アルバートと周囲が織りなす物語である。
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