Sランクパーティを追放された魔術師は、不殺だけど最強の復讐者です~獣人少女と行く復讐旅~
かつて栄光あるSランクパーティ『エンペラー』の一員として活躍していた魔術師クレス。
しかし、あるエルダードラゴン討伐の失敗をきっかけに仲間たちから理不尽な責任転嫁をされ、地獄へと突き落とされる。
暴行の末、彼の手の甲に刻まれたのは二つの呪いの紋。
人を殺せば発動し、主の命を奪う『奴隷紋』。
魔物を殺せば発動し、同様に命を奪う『魔物紋』。
――人間も、魔物も殺せない。
冒険者として、いや、この過酷な世界で生きる者として致命的な枷を背負わされ、彼は追放された。
あれから3年。
名を『クリス』と変えた彼は、再び表舞台へと姿を現す。
殺せないなら、無力化すればいい。
倒せないなら、眠らせてしまえばいい。
魔術師として知識と技を極限まで研ぎ澄ました彼は、あらゆる敵を「傷一つ付けずに」制圧する規格外の冒険者へと進化していた。
そんな彼の旅の連れは、オッドアイを忌み嫌われ故郷を追放された銀狼族の少女。
同じ「追放者」として傷を舐め合うのではなく、互いに欠けた心を埋め合うように、二人は親子のような絆を育んでいく。
「不殺」の制約を逆手に取り、高難易度依頼を涼しい顔で達成していくクリスの活躍は、やがて世界を驚愕させていくことに。
だがクリスの瞳の奥に宿る暗い炎は消えていない。
その旅の真の目的は、自分を陥れ、絶望を与えたかつての仲間『エンペラー』を探し出し、落とし前をつけること。
「殺しはしない。だが、死ぬより辛い地獄を見せてやる」
殺せない体だからこそ可能な、慈悲なき復讐劇。
最強の魔術師と、銀狼少女が織りなす、痛快で少し切ない逆転ファンタジー、ここに開幕!
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――人間も、魔物も殺せない。
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