落ちこぼれ伯爵夫人の戦歴
「お前は我が家の恥だ」
幼いころから家族に虐げられてきた男爵家の庶子、リネン。
容姿に恵まれず、家族からも愛されなかった彼女は、戦死による弔慰金を目当てに軍へ送り出されてしまう。
そんな彼女の運命を変えたのは、シルバー王国の守護神、大将軍シェーラだった。
「そう。なら、私の背中をただ追えば良い」
シェーラ直属の近衛部隊「迅雷隊」に迎えられたリネンは、戦場で思いもよらぬ才能を開花させていく。
そして、戦いの中で出会った一人の男性によって、彼女の人生はさらに大きく変わり始める。
だが、彼女の戦いは、それだけでは終わらなかった。
これは、落ちこぼれと呼ばれた一人の女性が、生涯をかけて大切なものを守り抜いた物語。
短編『七万の兵を飢えさせるな ―大将軍シェーラ兵站戦記―』と同じ時代を舞台にした、もう一つの英雄譚です。
両作品は独立した物語のため、本作からでもお楽しみいただけます。
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