ブレトワルダに祝福を~英国覇王伝~
イングランド北部においてバーニシア軍がデイラ国の首都ヨークを急襲。しかし、デイラの王子エドウィンは命からがら逃げ延びた。流浪の末に七王国随一の先進国であるケントに流れ着き、行き倒れた彼を救ったのは民衆から愛される聖女ベルガ姫であった。
※この物語は以下の配役を脳内再生でお楽しみ下さい。
エドウィン 緑川光
ベルガ 矢島晶子
ライラ 関俊彦
カドワロン 笠原愛
ペンダ 中原茂
フェイ 石野竜三
レドワルド 子安武人
ノエル 横山智佐
オットー 森川智之
オズワルド 中村大樹
エゼルベルト 大塚明夫
ベルダ 冬馬由美
エゼルフリッド 置鮎龍太郎
アクハ 田中敦子
参考文献
アングロ・サクソン年代記
ベーダ英国民教会史
イングランド王国前史―アングロサクソン七王国物語
六話・七話を一気読みさせていただいたのでまた感想を。
マーシアのペンダ登場! これで役者が揃ったというところでしょうか。
ペンダとグウィネッズのカドワロンの将来にわたる同盟関係を考えると、少年時代の二人がこうして親しげにしている姿には非常にときめくものがあります。
(ちなみに私は『ガンダムW』の5人の主人公の中ではカトルとトロワのコンビが大変好きでした。)
そしてレドワルドの妻、「血染めのヴァルキリー」ノエル!
またしてもキャラクター造型が素晴らしく魅力的です。
史料に名前の残っていないレドワルドの王妃は、レドワルドがエゼルフリッドに味方しようとした時も断固反対したことで知られていますし、レドワルドはこの妻には逆らえなかったと言われていますが、それをこのように物語に反映させるとは、やはり巧みとしか……!
(私は『ガンダムW』ではルクレツィア・ノインが一番好きでした。)
この先の展開も面白くならないわけがないので、本当に安心して読めますね。続きもとても楽しみにしております。
近況ボードにもコメントを寄せさせて頂きましたがこちらにも感想を。
大変面白いです。四話まで一気読みして、読み終わったあとしばらくこの作品のことしか考えられなかったくらいハマりました。
『アングロ・サクソン年代記』や『英国民教会史』などの史料をベースにキャラクター造詣が考え抜かれていて、実に巧いです。
史料に登場するエドウィンの腹心ライラをベルガの従者として登場させたのはとってもいいですね。
あと思わず感嘆してしまったのは、アクハ王妃がゲルマニアのルーンを駆使する魔女であるという設定。何といっても名前が「樫」(Old English: ac = oak)。この名前のせいもあって私もアクハには賢い女性というイメージを持っていたのですが、これは素晴らしい設定だと思います。
エドウィンと生涯にわたる因縁を持つ「グウィネッズのカドワロン」をケルトのドルイド、エドウィンのマーリンとしているのも大変面白いです。
キリスト教の聖女であるベルガ、ケルトのドルイドであるカドワロン、ゲルマニアの魔女であるアクハ。
まさに「七王国時代」の宗教的パワーバランスをわかりやすくキャラクターとして配置してある点が、とても考えられていると感じます。
それからエゼルフリッドが魅力的です!
もともと「アングロ・サクソン七王国」の英雄たちの中で、私はエゼルフリッド王が一番好きだったのですが、ずっと北のムーアからやってきた無頼の王というイメージだったので、この美を愛する優雅な王様(まるで『ガンダムW』のトレーズ・クシュリナーダのような)は新鮮です。
エゼルフリッドとアクハの艶めいたやりとりは非常にツボで、毎話非常に楽しみにしているところです。
これからも完結まで楽しみに追いかけさせていただきたいです。
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