異世界で最強になった俺が偽魔王になってみた。~魔王キャラVTuberの俺が配信していたら、異世界転移してしまい、マジの魔王扱いされたんだが?

「さてと、やるか」

 俺、天河晃陽は面倒臭がりながらも配信を始める。魔王キャラVTuber、カガヤキ・トライスティルとしてゲーム配信を始めた矢先、突然のバグに巻き込まれた俺は、光過敏によって不意に意識を失ってしまう。

「一体なにが、とりあえず生きているのは確かで……ん?」

 気が付くと、そこは見知らぬ部屋。
 姿見に映った自分の姿は、なんと本物のカガヤキ・トライスティル。
 意味の分からない状況の中、俺が出会ったのは自称魔王を騙る男、炎の魔王ベルファーだった。

「ふん、我に感謝するか。では感謝ついでに教えてやろう、我の名はベルファー・ベルムグリンド、魔王である」
「魔王……イタイ設定、お疲れ様」

 如何やら異世界に来てしまったらしい俺は訳も分からずベルファーと戦い無事に勝利。
 かと思えば今度はベルファーを狙ってやって来た自称勇者パーティーにまで命を狙われてしまうのだった。

「俺達は、お前を殺すためにやって来た勇者パーティーだ!」
「勇者……なんって?」

 かくして俺はサッパリ分からないまま、異世界での生活が始まる。
 しかし見た目は完全に魔王。いくら人間だと説明しても信じてくれるのは勇者パーティーのヒーラーのみ。
 可哀想な奴のレッテルを貼られた俺を待ち受けていたのは、激動の三日間。この三日間が俺の在り方を決めることを、この時の俺はまだ知らない。

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