【完結】愛しているなら忘れてください
数百年前に滅びた魔法大国リッカ王国の王家の末裔である、子爵令嬢のレナリナは、突如子供の頃に発動した不思議な力と祖母の形見を家族にも隠して生きてきた。
結婚式を50日後に控えたレナリナは、婚約者である男爵令息のムーディに誘われ、婚前旅行に行くことになる。
幸せな旅行になるはずが、伯爵令嬢で親友でもあるシーノがムーディーの両親と共に追いかけてきてこう言った。
「ごめんなさい、レナリナ。やっぱり、私はムーディを愛しているの。私に譲って」
涙するシーノを見たムーディは「婚前旅行は中止だ。とにかくシーノと両親を送ってくる」と言って、レナリナを旅行先に残して帰ってしまう。
現金をムーディに預けていたレナリナは、帰る手段もなく途方に暮れるが、今まで隠していた力を利用し、自分を捨てた人たちを捨て、新たな人生を歩み始める。
そんなレナリナの活躍を知った家族や、ムーディの両親、別れるつもりがなかったムーディは、彼女に復縁を求めるが――
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