転生濃姫!信長と恋をします
篠塚胡蝶は、戦国時代の美濃で濃姫・胡蝶として転生する。
やがて尾張へ嫁いだ胡蝶は、「うつけ」と呼ばれる若き織田信長の中に天下人の資質を見出し、誰よりも深く彼を理解していく。信長もまた、自分の本質を見抜く胡蝶を唯一無二の妻として愛し、絶対の信頼を寄せる。
しかし戦国の現実は過酷だった。側室の吉乃が嫡男・奇妙丸をはじめ次々と子を産み、胡蝶自身は子に恵まれない。嫉妬や苦悩を抱えながらも、胡蝶は正室として家を支え続ける。
現代知識を活かした情報網、経済政策、兵站管理、心理戦――。胡蝶は戦場に立つ信長を陰から支え、尾張統一、美濃攻略、上洛、将軍との政治戦争を成功へ導いていく。
信長が掲げた「天下布武」の真の目的は、武による支配ではなく、戦そのものを終わらせることだった。胡蝶はその理想を理解し、共に天下統一への道を歩む。
数々の強敵を退け、天下統一が目前となった時、明智光秀の謀反による本能寺の変が起こる。炎に包まれた本能寺で、信長と胡蝶は最後まで共にあることを選ぶ。
「胡蝶……愛しておるぞ。俺の妻は生涯お前だけじゃ」
「次は――同じ時代に生まれましょう」
爆発と共に歴史は終わる。
だが二人が目覚めたのは、戦のない現代日本だった。
身分も政略もない世界で、信長と胡蝶は初めてただの男と女として結ばれる。
これは、天下統一を目指した覇王と、彼を支え続けた転生濃姫が、本能寺の炎を越えて愛を成就させる戦国ラブロマンスである。
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