空守りのハイネ ー冒険譚ー
空の女神と大地の神が喧嘩して、世界が空と大地に分かれたあと、浮遊する大木で育った白髪のハイネはこの狭い場所から飛び出したくて仕方がなかった。ある日、渡り鳥に乗って抜け出そうとしたところを、大木の自警団であるガルトに捕縛され、阻まれてしまう。
「白髪の一族は大木の守り手」
大木を癒すという不思議な力を持った宿命を、望んだわけではない。
「俺は世界が見たいんだ!」
青年の叫びは望まぬ形で実現され――。
運命の歯車が誰かを呼ぶ。夢を追う青年と、彼を守る男、二人の真実を追い求める冒険が始まる。
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