ウェイトレス(元伝説の暗殺者)があらわれた! たたかう にげる →なかまにする 〜追放魔導士、亡国寸前の王女のために働いてます〜
引退した伝説の暗殺者が、食堂のウェイトレスになっていた。
軍師キッドがかつて死闘を演じた最強の暗殺者「シャドウウィンド」。その正体は、まだ若い女だった。
人材を探して立ち寄った食堂で彼女と再会したキッドは、次の暗殺を疑って問い詰める。
「誰に頼まれた?」「……店長でしょうか?」
「目的は?」「自分の料理を、多くの人に食べてもらいたいからでは?」
どうやら本当に、真面目に働いているだけらしい。
そこへ押し入る強盗団。元暗殺者ルイセはナイフとフォークだけで、一滴の血も流さずに全員を制圧する。手加減した理由は、「店が汚れると、掃除をするのは私なので」。
剣も魔法も一流なのに、居場所を見失った元暗殺者。
人手不足に悩む軍師は、迷わずその手を取った。
彼らが守るのは、亡国寸前の紺の王国。病床の父に代わって国を背負うのは、十五歳の王女ルルー。
国境の向こうから、隣国の兵900が迫る。対する紺は600。
派手には勝たないが、決して負けない軍師。
命令でしか動いたことのない元暗殺者。
足りない駒で、大国の盤面を覆せるか。
――噛み合わない再会から始まる、元暗殺者ヒロインと軍師の戦記ファンタジー。
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