裁縫師ロジーは奇跡の一糸を信じない ~地位も名誉も失ったけれど、狂犬王女と幼女師匠の助けを借りて国一番を目指します~
マイツェン侯爵家の跡取りである「ロジックス」(通称ロジー)は、裁縫師を目指す少し変わった青年だった。
しかしある日、両親を突然が事故死し、さらに叔父と従兄の裏切りによって地位も財産もすべて奪われ、身一つで王都アルティジエの最下層に落とされる。
最下層で酒場の下働きをしながら命をつないだが、あまりにも惨めで、夢だった裁縫師の道もあきらめざるを得なくなった。
そんな日々を過ごす中、ロジーは好意を寄せていた女性に恋人がいたことを知ってしまう。しかも相手は裏切り者の従兄で――あまりの絶望感に、ロジーは崖から身を投げてしまう。だが――
「こぉおおらぁあ! わしの家に落ちてくるとは何事じゃ!」
落ちた先で出会ったのは、百六歳、天才裁縫師の幼女だった!?
彼女に導かれ、ロジーは再び針を手に取る。奪われたすべてを取り戻し、自分の夢を叶えるために。
これはいずれ伝説の裁縫師と呼ばれるようになる青年の、再起と戦いの物語。
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