水晶玉とシャボン玉

 真昼の丁度、食事を終えた頃は、眠い。
 薄暗い小屋の中で、中年女性のおしゃべりに耳を傾けて、適当に相槌をうっていると、ついウトウトとしてきた。
 午後の三時になると、一変して、まるで白昼夢のようなまどろみの中で、動悸が治まらない。
 私は占い師の見習い。
 今年で14歳になる中学生の女の子。

 見習い占い師の失恋の物語。
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