黒い水の天秤
ある朝、谷の水が真っ黒に変わった。
黒翼の谷の内政官カナタは、水路の異変を調べるため森へ向かい、監視員の娘リフィアと出会う。彼女の亡き母は、かつて同じ異変を調べ、聖都の管理局へ報告したはずだった。だが、その報告が受理された記録は、どこにもない。
森と谷は互いを疑い、管理局は調査団を送り込んでくる。調べるほどに、二人は森と谷の水の下で「重さ」が行き来していることに気づいていく。そして北の彼方には、人の名を呼ぶ「何か」がいた。
誰か一人が背負えば、どこかが沈む。分け合えば、立っていられる。母の遺した記録板を手に、カナタとリフィアは黒い水の正体と、消された報告の真相を追う。
水と均衡を巡る重厚な本格ファンタジー。全24章+幕間3話、完結済み。
黒翼の谷の内政官カナタは、水路の異変を調べるため森へ向かい、監視員の娘リフィアと出会う。彼女の亡き母は、かつて同じ異変を調べ、聖都の管理局へ報告したはずだった。だが、その報告が受理された記録は、どこにもない。
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