幼馴染の許嫁は、男勝りな彼女にご執心らしい

 王国でも指折りの名家の跡取り息子にして、高名な剣士がコンスタンスの幼馴染であり許嫁。
 そんな彼は数代前に没落した実家にはなかなか戻らず、地元では遊び人として名高くてコンスタンスを困らせていた。
「クレイ様はまたお戻りにならないのですか……」
「ごめんなさいね、コンスタンス。クレイが結婚の時期を遅くさせてしまって」
「いいえおば様。でも、クレイ様……他に好きな方がおられるようですが?」
「えっ……!?」
「どうやら、色町で有名な踊り子と恋をしているようなんです」
 しかし、彼はそんな噂はあり得ないと叫び、相手の男勝りな踊り子も否定する。
 でも、コンスタンスは見てしまった。
 朝方、二人が仲睦まじくホテルから出てくる姿を……

 他の投稿サイトにも掲載しています。
24h.ポイント 7pt
0
小説 35,531 位 / 183,637件 恋愛 15,673 位 / 55,976件

処理中です...