聖女解任されました。ご迷惑をおかけしてごめんなさい! お世話になりました
聖女ミレイユは、どうやら聖女ではなかったらしい。
仕事はいつまでたっても終わらない。祈祷では、なぜか決められた言葉と違う言葉が出てしまう。婚約者である王太子には、付きまとわないでくれと言われている。そのうえ、彼の周りに見える黒い靄を毎日祓っても、翌日にはまた戻ってきてしまう。
本物の聖女なら、きっともっと上手にできるのだろう。
そう思っていたところへ現れたのが、聖力を持つ侯爵令嬢アデリアだった。
そしてある日、ミレイユは告げられる。
聖女の解任と、王太子との婚約解消。
「明日の朝の祈祷は?」
「もう必要ないわ」
「治癒室も?」
「必要ない」
「……では、明日の朝、起きなくていいんですか?」
ありがとうございます!
肩の荷が下りたミレイユは、「お世話になりました!」と神殿をあとにする。これで王太子の黒い靄も、本物の聖女が祓ってくれる。神殿の仕事だって、きっと今までよりうまく回る。
そう信じて。
――ところが、ミレイユがいなくなった翌日から、少しずつ何かがおかしくなり始めた。
※小説家になろうにも投稿してます
※2年前に公開した自作のショート動画をもとに、小説として再構成した作品です。
仕事はいつまでたっても終わらない。祈祷では、なぜか決められた言葉と違う言葉が出てしまう。婚約者である王太子には、付きまとわないでくれと言われている。そのうえ、彼の周りに見える黒い靄を毎日祓っても、翌日にはまた戻ってきてしまう。
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