妹に婚約者まで奪われましたが、その人は浮気癖があると言いましたよ?〜目が合ったこともない公爵令息が「よく遭遇するな」と言ってきた〜
「ごめんなさい、お姉様。ダミアン様との子供ができちゃったから、私にダミアン様をちょうだい?」
妹のヴィヴィアンは、悪びれる様子もなくそう言った。
「そういうことだから、妹に譲りなさい」
母親は、いつもと変わらない口調でそう言った。
いつだってセシリアに告げられるのは、決定事項だった。
一ヶ月後の結婚式は、ヴィヴィアンの結婚式にすり替えられた。
式の準備で忙しくなるからと追い出され、セシリアは途方に暮れる。
「君には、よく遭遇するな」
声をかけたのは、公爵令息のアレクシスだった。
だがセシリアには、会った記憶はない。
それなのにアレクシスは、セシリアのことをやけに気にする素振りを見せて……。
妹のヴィヴィアンは、悪びれる様子もなくそう言った。
「そういうことだから、妹に譲りなさい」
母親は、いつもと変わらない口調でそう言った。
いつだってセシリアに告げられるのは、決定事項だった。
一ヶ月後の結婚式は、ヴィヴィアンの結婚式にすり替えられた。
式の準備で忙しくなるからと追い出され、セシリアは途方に暮れる。
「君には、よく遭遇するな」
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