乙女ゲームの主人公に転生した私は、BADENDを避ける為に悪役令嬢と仲良くしようと思います

 階段で足を滑らせ、命を落とした柊千里(ひいらぎちさと)は、乙女ゲームの主人公『ラヴィ・プラネス』に転生する。
 だがラヴィの住む領地は悲惨で、その領地主はラヴィと母を捨てたラヴィの父だった。
 ラヴィは自身と母を捨てた父に復讐を果たす為、魔法学校に通う。
 身分の高いイケメン達を攻略し、婚約する事を目指す。
 合法的に父を国外追放する為に。
 だがラヴィには魔法学校に通う上で一つだけ気がかりがあった。
 
 それは〝悪役令嬢〟の存在だ。
 
 悪役令嬢は各ルートのどのBADENDにも登場して、必ずラヴィを亡き者にする。
 なら、とラヴィは思考を巡らす。
 そして答えに辿り着く。
 攻略対象の一人、王子と悪役令嬢をくっ付け、シナリオを崩壊させれば良い。
 王子と悪役令嬢の仲を取り持ち、婚約を破棄させず、そのまま婚約させる。
 さすれば悪役令嬢から信頼を勝ち取り、BADENDは訪れない。
 正に一石二鳥。
 だからラヴィは決意する。
 
 悪役令嬢と仲良くしようと。


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