示現流見届け人
無外流道場へ通う一文字織部は、道場主の娘小夜に好意を持っていた。
が、入門して一年、いまだに切紙にもなれない織部に小夜は愛想をつかした。
すでに免許取りである師範代の宮森兵部に小夜は惹かれていた。
武道家の娘なら当然である。
自らも免許取りとなるべく一念発起し猛稽古を始める織部に、親友の頼母が言った。
剣道の免許皆伝は別名一万面とも言われ、一万日すなわち三十三年猛稽古をしなければ取れないと言われていた。
では、なぜ兵部は若くして免許を取っているのか。それは天賦の才としか言えなかった。
どうしても小夜を忘れられない織部は、真剣でのでの真剣での実戦で行くしかなかった。
親友頼母から薩摩示現流の形を教わった。
人を斬るには道場の竹刀稽古より、真剣の示現流である。
すべては小夜の心を捉えるべく、真剣勝負の世界へ飛び込んでいった。
示現流を使えることを知った目付の大野掃部は、織部に上意討ち見届け人役を命じた。
が、入門して一年、いまだに切紙にもなれない織部に小夜は愛想をつかした。
すでに免許取りである師範代の宮森兵部に小夜は惹かれていた。
武道家の娘なら当然である。
自らも免許取りとなるべく一念発起し猛稽古を始める織部に、親友の頼母が言った。
剣道の免許皆伝は別名一万面とも言われ、一万日すなわち三十三年猛稽古をしなければ取れないと言われていた。
では、なぜ兵部は若くして免許を取っているのか。それは天賦の才としか言えなかった。
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