逆襲物語ネイキッド・ブレイド
半裸(ビキニアーマー)の美少女、それは世界で最も恐るべき抜き身の刃!
水で満ちた宇宙に浮かぶ泡の世界・混珠(こんじゅ)。
その片隅で仲間達との冒険者生活を慈しんでいた、かつてとある地球の少年であった転生者の少女リアラの日常は突如崩壊した。
邪悪な異世界転生チート達の秘密結社、新天地玩想郷(ネオファンタジー・チートピア)の攻撃に惨たらしく殺される仲間達。
そんなリアラを救ったのは、ビキニアーマーを纏う美少女、チートに抗う力を持つ竜の勇者ルルヤ。
今、敢えて古の道を行く時代遅れな奴等の逆襲が始まる!
(イラスト・風見屋様に書いて頂いた物、読者の方が依頼し忍坂けの様が書いて下さった物、板野かも様が依頼し瑠華様が書いて下さった物)
第八十二話。
心軽やかになる快い一幕でありました。
今この時はリアラでなく正透として在ったように思えます。
ビキニアーマーとBL本。コミカルと言うかギャグなワードだけれど、お互いのあの日からの顛末を象徴するものですね。
笑える、ということ。 いつか「こんな事あったね」と笑いあえる日がくる。 そのために今は……。
いくつかの今後に関わりそうな伏線も散見しつつ、戦いの場へ飛び立つリアラ。
次なる視点は果たして誰か? お待ちしてます。
第八十一話。
場数を踏んだオタクは取り乱さない。
偽オタクよりニワカの方が適切では?経験が少ないって意味合いで。
死因そっくりの連中にも自制できるリアラに確かな成長を感じる。
そして再会した懐かしき人達。 しかし一発で判明するとはどんだけ女顔……じゃない中性的だったの正透くん。
敵も現れるも、今はまだ前哨戦以前の小競り合いか。 ラスボスあるあるネタも炸裂。
しかし、妹はともかく(いやそれも問題だけど)女友達さんや。あんな事があっても大丈夫そうだったのは良かったけど、紙袋の中のは……
あの一件で開眼、ってのは無いでしょうが……微妙な気持ちになりそうだなリアラ。
どうなる次回。特にBでLな本。
本当におきて破りな展開に驚愕。ちょっと虚構が混じるところは『高い塔の男』を彷彿させますね。
現実とは言え「ファンタジー」そこに「ファンタジー」が食い破ってきて・・・・。
壮大な夢落ちでも面白ろいと思います。押井守作品なんて、夢落ちの権化ですもんね。
第八十話。
いよいよ最終章突入。
初手は帰還したリアラによる地球の現状解説。
……うん、ひどいな地球。リアラ(元正透)の混珠人目線でそれが更に浮き彫りに。
これじゃ欲能者も生まれるわ。
混珠の勇者達の、この地での戦いや如何に?
まずはゴ〇ラっぽいことになったルルヤの現状からか。
第七十九話。
術の極み。敵に対する強力な切り札である割にアッサリとした発動と効果。
しかしそこへの至り方や在り方は、実に”らしい”と思えて快い。
ルルヤが諦めずに信じ続けていた、その為の行動だったのだと明かされて、これまでの悲観的な部分が一挙に払拭。
新約の際の大仰な呼びかけに対する始祖の”普通”っぷりよ。 以前から語られていたとはいえ、ここまでとは予想してなかった。
互いに信じあって任せた混珠での戦い、そして<不在の月>での最終決戦の様相や如何に?
なるほど、「ライトファンタジー」VS「ダークファンタジー」ですか。
「軽いもの」VS「重いもの」ですね。
しかし、最近は何か「ヘヴィ」な言説は避けられるようで。例えば巷に広まる「五分で読める!」「一分でわかる!」と冠したものが流行ってる。
衒学主義は「中二病」という形で残っているように見受けられるけど、どうなんだろう。
「スノッブ」とは違う感じもするしなぁ。
ただ、中二病って「自分の知識に閉じこもってて、人の話を聞かない」ってイメージがあります。
代表例があたくしです(笑)
そんな中で「本当の対話」を求めている。本作はそんな感じがいたします。
第七十八話。
敵とはつまり風潮であり流行であり、そういった概念の擬人化……その大本であるのなら、なるほどこうなるのか。
ドグラ・マグラの教授らの如き長台詞によって語られる、昨今の流行そのものを分析し、敢えて踏み込んだ内容。
下手すると物語そのものを楽しめなくなりそうな気配を感じさせつつ、それでもなお取り戻しえるギリギリのラインにあって読者として緊迫感を覚える。
三つ巴の戦いは全員が相容れず、それだけに次に優位に立つものはどれかと興味をそそる。
残り一話でどのように区切りをつけ、いかなる形で最終章は始まるのか、期待は尽きない。
なるほど。宗教論と物語の話。二次創作と原作の話が、うまくリンクしています。
原作が転生したら二次創作になる。物語は続く。
かつて、栗本薫は「読者が求めているのは、終わらない物語だ」と言っています。『ファイブスター物語』なんか、転生を繰り返す名作だと思います。
しかし、前の記憶を引きずって「新しい人生」を歩むって、いかに過酷なことがあっても、いいですよね。
死は「リセット」
今生の記憶、個人。つまり「自我」すべて打ち捨てる。
「物語をとらえられる私」が消え去った後、物語だけ続くのは、はたして「生きている」といえるのか?
要するに「僕が死んだら、世界も終わるか? 」という誰でも一度は行きあたる問題にぶち当たったのは、鋭いと思います。
でも、こんなに転生物が惰性のようにはやるのは「僕が死んでも、世界は存在し続ける」というニヒリズムにみんな気づいている証拠ではないのでしょうか?
第七十七話。
今、様々な謎が明かされる。
語られる度に「なるほど」の連続。
『全能』の配色、生い立ちや存在理由、他者を見る目や自尊の大きさ、そのどれもに納得。
事の真偽はこの際問題では無い。抵抗、反逆するに相応しき「敵」であることが理解できた。
ここからどう来る?どうなる?
まったく予想がつかない。だからこそ面白い。
完結後に虚脱状態になることを確信する、傑作であると改めて認識した。
最後まで目が離せない。否、離すまいぞ、この眼球!
第七十六話。
今回は特に緩急のつけ具合が見事でした。
ルルヤの愛溢れる呼びかけにしんみり。
『交雑』のどこまでも自分本位な嘲りと、それを粉砕するリアラのマジ切れ反論の、真面目な、それでいてどこかコミカルやり取りに
Q.ドヤ顔で語るムカつく野郎をどうする? A.遮って格好悪くする。
大上段の演説も締まらなければ台無しよぉ。
なんて思って愉快になったり。
「祖父」と「孫」を思わせる二人の愛憎交じりのやり取りに、なんとなくほっこり。
そして最後一行の宣戦布告の冒涜的な邪悪さに身震い。
いよいよ物語も最終局面。
次話の出だしと展開に期待。
第七十五話。
この物語は心と心のぶつけ合い。それを伝える言葉の応酬が見所。
だからこそ時間稼ぎは容易なんだと感じた。みんな語りたがりだから。
『全能』もそこツッコんでたし。
皆と一緒の強さと己一人の強さ。周りがあって自分がいる以上、他者を無視できないジレンマ。
『交雑』の復讐相手は意外ではあっても当然とも思える。
突き抜けてしまったからこそ止まらない、どこまでも「現実的」になってしまった彼。
夢見る者と夢を亡くした者、その結末は?
第七十四話。
『交雑』スゲー。と思わず間抜毛が鬼なった(弱ブ〇ント風)
なんというリアリティ(実在感)のあるファンタジー(非実在)なんだこの男は。
愛ゆえの行為の結果殺してしまったという、良くも悪くも「伝説」となったのか。
物語への愛は疑いようなく、しかし越えてはいけない一線を越えた者。
その内実はいかなるものか、そしてそれに対する返答や如何に。
語られる時を心待ちにしております。
うまいこと、原作者と二次創作者の悲劇が盛り込まれていますね。
讃美者、そしてアンチの底力、魂の叫びがうまく昇華されている感じです。
かなりのリアリティですが、この二次創作騒動って、何かモデルがあるのですか?
今回のものは、かなり気合が入っていると思いましたので。
第七十三話。
冒頭。前回の等身大の戦闘に馴染んでいたせいで、ルルヤの巨大戦に意表を突かれた。
TVつけた瞬間に大音量の怪獣の咆哮が響いたような衝撃、更に繰り広げられる壮絶な戦闘模様に……滾る。
親子三人。そんな未来は見えるのか?
リアラとゼレイル、決着。
何を以って勝利/敗北なのか。ざまぁ見ろと笑って死んだことか?傷は深くとも生きて前に進むことか?
しかしそれでも、これが決着。
かたりきれない物語の中で、誰もがそれぞれに決着を着けていく。
いよいよ至る最終局面。その顛末や如何に?
第七十二話。 話数が増えたの忘れて一瞬アレ?ってなった。
必死の味方勢と無味乾燥的なボス達。
こうも平熱的なボスというのも珍しいような、敵の正体が色んな意味で見えてきた気も。
パロディ交じりの行動にユーモアを感じつつ、どっかで見たような面々に口の端が上がる。
これもまた掌の上というのなら、動いたのはその名を関するヤツの仕業か。
どこまでも揺るがない敵の優位性にいかにして立ち向かうものか? そして世界の真実とは?
脳内で様々な予想を立てつつ、次回を待つ。
第六十四話。
熾烈なる戦場。
文字だけのはずなのに頭に浮かぶ戦いの光景。
誰もが己の理を説きぶつけ合う、その輝きに優劣は無いだろう。
悲喜交々の様相は正に闘争。
その様子を読者として追い続ける所存。
魅力に引っ張られて止まれない。次回を待つ。
「神」まで敵に出てきて、さらなる大混戦ですね。
この「神」の無邪気さがうならされました。
最近、私の方もとんでもない悲しみが立て続けに起きてまして。「好事魔多し」なかなかうまくいってる矢先に、どかんどかんと悲劇の連発なので、へこんでます。
それはさておき、きっと本物の神も、こういう無邪気さなんだろうな。と感慨にふけっております。
第六十三話。
重苦しい雰囲気が続いてますね。
「それでも」と叫べば「ならばこうだ」と返されるような応酬。
歩みが止まる事は無く、しかし確かな光明も見出せず。まるで薄暗い空の下で泥の中を歩くよう。
劇的な何かは起こり得るのだろうか?
『全能』と『永遠』の二人は、存在のレベルというか視点自体が違ってそう。
此処に在って、此処に無い。ただのメタ視点なだけではないのでしょうが……読み手的な何かかな?
今はただ、じりじりとした緊迫したやり取りを楽しむのみ、ですね。
途中までですが読ませていただきました。
独特の世界観を醸し出す語り口調が印象的な作品でした。
読む人をどっぷりと話の世界へと引きづり込むような感じがして、最近流行りの軽いタッチの物語とは一線を画しているなと思います。
ただ、一点気になったのは、非常に多数の物語特有の単語が散りばめられ、その単語の説明にもまた特有の単語がふんだんに使われているため、文章を読み解くのに時間と根気が必要で、それ自体がこの作品の独特の雰囲気作りに寄与しているとは分かりつつも、良いも悪くも読む人を選ぶ作品だなと思ってしまったことです。
ただ、それは逆に言うと、ハマった人はどこまでも深くハマる味のある作品であると言うことです。
第六十二話。
なんという怒涛の展開。
これで中編……下手すると後編と題して一気に終焉まで雪崩れ込みそうな勢い。
作中に留めようとする描写はあれど、いかにして収まるものか。
ただただ圧倒されます。
次回にどんな展開が待ち受けているものか、目が離せません。
第六十一話。
それぞれの決着。
リアラサイドは「負け」て終結。もたらされた「勝ち」のなんと空しいことか。
余計な第三者(『情報』)は全てを上回られ、助かろうと足掻いたことが死因になるとは皮肉な。
ルルヤサイドで描写され、脳内で上映される手に汗握る怪獣大決戦。
それと共に明かされる神話の真実と、その絡め具合の絶妙さに感心。
子のこれからが有るならばと思わせる未熟さの表現と、その可能性を摘むような場面に一抹の不安。
新たな登場人物の追加や各人の決意に広がりゆく世界を感じさせながら、同時に終わりへと集束していく感もあり、ますます目が離せなくなってきた。
期して待つ。
第六十話。
後半部分に重点が置かれているのは当然として、他の部分も短いながらも充実した描写。
蹂躙されてきた世界の逆襲が始まった。力不足の嘆きを過去のものにして、誰もが舞台に上がる。
色気は勿論、他も十分な舞踏者。清楚な分、恥じらいも一入な風の乙女。正負両方を併せ持って最強風味な騎士。
ときめく男の娘は男女と書いてオトメ。それは苦悩か諦観か幼女、と意外と愉快気な元同僚。生きとったんかいチバその他。
因果応報とはかくの如しの光景。ある意味これから目を反らすべく作られたのが最近の流行物では無かろうか?ここから立ち上がって覚醒する展開なら名作認定。己の弱さ、愚かさを糧にできるか流行物主人公。
描写だけで大興奮。イラストが待ち遠しくなる。巨大と巨大の衝突は胸が躍る。
大なる者は恐怖にして希望。害する力、守る力、仰ぎ見る巨体は意思そのもの。
かたりきれない物語。大変だが追いかけてしまうのが読者の性よ。
乱文失礼。 しかしルルヤもそうだけど、負けないくらい強くなったなリアラ。
次回が楽しみです。
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