逆襲物語ネイキッド・ブレイド
「ビキニアーマー、だとぉ……!?」「我等を舐めるな、〈自称〉現実(リアル)!!」
半裸(ビキニアーマー)の美少女、それは世界で最も恐るべき抜き身の刃!
水で満ちた宇宙に浮かぶ泡の世界・混珠(こんじゅ)。
その片隅で仲間達との冒険者生活を慈しんでいた、かつてとある地球の少年であった転生者の少女リアラの日常は突如崩壊した。
邪悪な異世界転生チート達の秘密結社、新天地玩想郷(ネオファンタジー・チートピア)の攻撃に惨たらしく殺される仲間達。
そんなリアラを救ったのは、ビキニアーマーを纏う美少女、チートに抗う力を持つ竜の勇者ルルヤ。
今、敢えて古の道を行く時代遅れな奴等の逆襲が始まる!
(イラスト・風見屋様に書いて頂いた物、読者の方が依頼し忍坂けの様が書いて下さった物、板野かも様が依頼し瑠華様が書いて下さった物)
半裸(ビキニアーマー)の美少女、それは世界で最も恐るべき抜き身の刃!
水で満ちた宇宙に浮かぶ泡の世界・混珠(こんじゅ)。
その片隅で仲間達との冒険者生活を慈しんでいた、かつてとある地球の少年であった転生者の少女リアラの日常は突如崩壊した。
邪悪な異世界転生チート達の秘密結社、新天地玩想郷(ネオファンタジー・チートピア)の攻撃に惨たらしく殺される仲間達。
そんなリアラを救ったのは、ビキニアーマーを纏う美少女、チートに抗う力を持つ竜の勇者ルルヤ。
今、敢えて古の道を行く時代遅れな奴等の逆襲が始まる!
(イラスト・風見屋様に書いて頂いた物、読者の方が依頼し忍坂けの様が書いて下さった物、板野かも様が依頼し瑠華様が書いて下さった物)
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最終話……この言葉に喜びと寂しさを感じつつ。
みんなの力を集めて強くなる……それは祈り、信仰によって強まる神の如く。
物語の勇者が諸国を巡り難事を解決する様子は、布教活動にも通ずるように思います。
誰かの為にと成した事が広まり、返される思いが集まって神と呼べる者となる。
「これこそ救い」と信じて成った神と、その神への反逆の願いによって成った神。
筆舌に尽くしがたい戦闘の模様は、それでも意思と意思、願いと願い、望みと望みのぶつけ合いの形だったのだと十二分に理解できました。
むしろ戦闘の規模だの何だのは「伝えたい事」の文字通りの装飾ですね。
両者の決め技「六神合体!?」と「タイトル回収」は素晴らしく熱いもので、やはり一刀両断で決まるのは最高にカッコイイ王道ですが。
「これだけ」と「それだけじゃない」の果てで決め手となったのは、やはり手にした「意思」だったのではないかと。
決着後の余韻、コミカルで茶目っ気たっぷりな会話はシリアス一辺倒にならない作風を感じて癒されて、語られることのないと言いつつ語られそうな、むしろ「私が語ってやろうか」と思わせる様々を思いつつ。
万感を込めようとしつつ、うまく回らない頭が恨めしい。
機会があれば、別の時間、別の場所で良き感想を贈らせていただきたく思います。
今はただ、良き物語に、そして誰もが持つ「果てしない物語」への応援に
ありがとう。
(ちょっと読み返し)
って、結局リアラが産んだんかい!?
私もまさに、喜びと寂しさを感じております。
こちらこそ、最後まで応援していただきありがとうございます。本当に本当にありがとうございます。
リアラとルルヤが勝ち抜けたのも皆様のおかげです。
物語は救いであり、物語を紡ぐ英雄たちは、私たち物語を愛する者にとって、正に私たちをも救う英雄なのだと、そう、私は思っております。
異世界転生も、確かにひとつの救いであったと。この物語を通じてとことんまで異世界転生に付き合って改めて理解して。
だから『全能』はああいう奴で。
だけど、世界がそれだけで塗り潰されてしまうのは寂しいし、それ以外の物語も確かに救いなのだと、それらの物語を、それらの物語を愛する人綴る人を励ましたくて。
それらの物語を救いたくて、リアラもルルヤも戦って。
そう、正に、戦いの規模は思いの規模を示す要素で。
双方の決め技は、正にそんな感じで。
激しい戦いであり思いの吐露であり、それと同時に面白さも確かにあったというのであれば、それを伝えられた事、とても嬉しく思います。
リアラとルルヤの意思を伝えられたのであれば幸いです。
・・・「私が語ってやろうか」と言ってくれたこと、大変嬉しく思います。
万感の思い、確かに伝わりました。
改めてもう一度。私に良き物語と誰もが持つ果てしない物語への応援を成し遂げさせてくれた皆様に、心からの「ありがとう」を。
そして。
ええ、リアラが産みましたw
こう、最後に「って!?」ってオチになってくれたのであればこれまた幸いです。
本当に、最後まで、幸せで、嬉しくて・・・
この物語を、書いてよかったです。
最後まで、真の敵が見えづらかったですね。ラスボスも、宮崎駿の悪党ではありませんが、悪党というよりも「悲しい」という感じです。だけど、本当に敵はなんなのか、何のために戦うのか、わかりづらい現実を反映していると思います。
ニーチェではありませんが、すべてのものはナンセンス。因果律などなく、ただそこに存在しているだけなのかもしれません。
物語とは、因果関係を語ること。
ただ「存在する」・・・自分が主役ではなく、誰かのわき役・・・いえ、路傍の石になっていることに気付くのは耐えられません。
「シューレディンガーの猫」・・・誰もが「ふたを開ける人間」の立場を選びたいものです。間違っても「生きているか死んでいるか」わからない猫にはなりたくありません。
ただ、それを選ぶのが「人の意思」であり、「物語」なんですよね。
近頃聞いた話なんですが、「猫が死んでいるか生きているか」は、ひとえに観測者の「見る」という能動的な行為にかかっている。ということです。
つまり、「見て生死を確認する」ことで初めて現状がセレクトできるわけです。
もちろん、「死ぬか生きるか」なんて、誰にも分りません。
ただ、たとえ「死」の選択になっても、「それでも受け入れる覚悟」をした観測者がいないと、世界が成り立たない。という話です。
つまり「選択を受け入れる」には「意思」が働く。「選び取る」観測者の選択で世界は成り立っていく。これは「物語」を紡ぐことと似ていませんか?
乱暴にまとめました。
そんな量子論を彷彿させる話でした。さすがですね。
今はただ、お疲れ様。ゆっくり休んでくださいね。
ただ、ここまで物語というものに深く突っ込んだからには、その呪縛にもかかっていると思います。
この作品が、死んだ猫になるか、輝かしい主人公になるか。それは時が、読者が決めてくれるでしょう。
しかし、ここまで人気作品になったのだから、書き続ける義務が出てきたと思うんですが・・・。
いや「生きるため」に、書き続ける。
小林よしのりの言っていたように「最近小林も絞りかすになったなー。」となっても、書き続けるしかないと思うんですが。
では、また。
戦う過程で改めて最終的に「異世界転生チートとは何か」を問い詰めていって、自分の中で異世界転生チートの意義や問題等について改めて考えていった結果、敵が劇中の登場人物からそういう物語の周辺の現実についてが、ある意味最終的な敵になった、だから主人公達は、それを主張的に乗り越える事で勝利する、故に最後の敵はそういった克服すべき理の一部としての神として(そして異世界転生というそれはそれで本来ひとつの救済の祈りであったものを体現する神という個性を示した上で)役割を終えて退場していく……そんな感じになりましたが、物語の主題としてこうするべきだと考えた結果です。
そしてそう、猫と観測者の例えで言えば、まさに見ること、物語る事についてはそんな感じですが、それに少し付け加えるならば、その例えで言えば一人ひとりが観測者である、なんであれば猫すら観測者になる事は出来る、覚悟が必要だが、救いの可能性をそれでも求める、救いの可能性を残せる……そんな物語に出来ればと思って書きました。
暫くは、流石に休みます。
実際この作品は私にも色々強い影響を与えてきました。作者としても驚くべき作品でした。
……それでも尚、次の作品のアイディアなんかが、やはり沸いてくるわけで。書けるかどうかは今後の状況次第ですが……ええ、生きるために、書き続けられる間は書き続けたいと思っています。逆襲物語ネイキッド・ブレイドの書き手であると同時に第ゼロ番目の読者でもある自分として、この物語を輝かしい主人公とし続ける為にも、この物語を書く中で見出した、物語愛を示して生きたいと思っています。
人気作品になったのだから、と、言ってくださりありがとうございます。
それでは、また、いつか別の物語で。
第九十七、八話。(まさかの二話更新!)
世界(ルール)が気に入らないからズルしたラトゥルハ(悪ガキ)。
決められた事に小さくとも抵抗するのが<子供>というもの。
紡がれたのはほんの少しの救いと、そこから繋がる大いなる前進。
個人的に元悪役令嬢と王子のやりとりが好きだな。
『永遠』の終焉。お前の物語。物語の何たるかが存分に語られた上の決着。
最後まで強いるか『全能』よ。
そして足掻いた末に文字通り繋がれた混珠側の決着。
祈りが力に。それはまるで……いや、まだ取っておきましょう。
そう、終わるまでは。
植え付けられた敵意の人形としてでなく、ようやく子供として生きはじめたラトゥルハ。未来は未定だけど、この物語の終わる事が惜しくなります。
『悪嬢』はいいキャラに育ったと思います。だからこそ……もう一度出てきてほしかったのです。
『永遠』の終わりは、まさに物語の終わりの前触れで、物語論についても存分に語れたと思います。
『全能』の振る舞いは、『永遠』にとって因果応報ですが、それでも答えを得る事ができただけ、マシな結末であると言えましょう。そして、因果は巡ります。
次回、『全能』との最終決戦。ご期待下さい!
第九十六話。
それがあったか。という展開と新形態。
属性の両極性からの必然性に、伏線を回収した能力。
最終形態の定番といえるこれを、見るまで失念していたのは不覚。
戦闘もさることながら『交雑』との決着も見事。
たしかにこれは効果的ですね。文字とルビもこれ以上ないくらいハマってる。
一矢ならぬ二矢報いられた『全能』の胸中や如何に。
そして
こつこつ伏線を積み上げた甲斐がありました。
能力も、『交雑』との決着も。
特に『交雑』との決着は、リアラとしては同じ復讐者であり、そして、作者と読者のかなりの割合としては同じ物語を書く者として、ああいう形がひとつの理想であると考えました。
偶然であり必然であり奇跡であり成長でもある、そんな感じでひとつの因縁に幕を引けて良かったと思います。これまでの積み重ねの結果ですね。
素晴らしいですね。アインシュタインの裏をかいたチート。相対性理論にもお詳しいんですね。私なんか超ひも理論とか出てくると、チンプンカンプンで。
そして豪華なおまけ。次回最終章!? ここまで飛ばしていると、一気に見たくなります。
何気にずっと前から張っていた伏線の大盤振る舞いだったりします……チートではなくあくまで知恵と魔法ですが(そこは拘り)w
理論はあくまで魔法寄りですけどね。
ともあれ何せ最終決戦ですから豪華にいきました。こっからも更にアクセル踏み込んで最後までど派手に超スケールでいきます!
一気に次が最終回という訳ではないのですが……ボリューミーにど派手にかつテーマ性を込めていけるようがんばります!
第九十五話。
ようやく『全能』の思考が描写された……が、これまでの発言と何ら変わりなく、本当に本心からそう思っていたことが補足された感じ。
『交雑』もブレぬ思いで、己を貫かんと戦う。本当に良きライバル感が溢れて止まらない。
うほっ、いいライバ……失礼、錯乱しました。
リアラ、ルルヤもこれまで積み上げてきた全てで応戦し、舌戦のキレも素晴らしい。
うん、そうだよな。この懐かしい口上こそが、ヒーローの原点にして定義。今尚朽ちる様子すら見せぬ魅力そのものだ。
そして、お約束のタイトル回収がここに来たか。まさにクライマックス。
口元がニヤリとしてしまうぜ。
『全能』は、「異世界転生の女神」であるという事が基盤ですからね。そこについては、だけど最終決戦最終局面で更に掘り下げたいと思っております。
『交雑』は、『旗操』とは違う復讐者ライバルとして王道に駆け抜け、だからこそ救いを得て退場しました。
確かに最後のやりとりはリアラが元は少年だったことを思うとちょっと独特だったかもしれません。
でもそれによって、リアラルルヤが改めて此処まで積み重ねてきたもの全てをさせてくれる、クライマックスとして熱くなる事が出来たと思います。
次回はチラ見せした混珠側のバトルですが、こちらも熱い「これまで」の積み重ねを見せられればと思っております。がんばります!
なるほど。現実VSフィクションでもあり、メジャーVSマイナーな物語でもあるのですね。
しかし、現実というやつはなかなか厳しく、介護や結婚のために、創作活動を休止した方も見てきました。
一方で、一年に一回だけ、一本の芝居をやる。ただそれだけに集中する方もございます。
現実と創作の共存する一番幸せな形は、「創作で飯を食える」ってことになるのでしょうかね?
ただ、そうなると、「メジャー」になり切れなかった物語はどうするのだろう?
尊敬する脚本家も言っていましたが「語られない、忘れようとされた物語はどこへいくのだろう? 」
本作がその答えを見つけるのではないか? ひそかに期待してます。
あるいはまた、フィクションが現実を上回った例として、ネトゲ中毒があげられると思うんです。
極論を言わせていただければ、現実を放棄して、ネットの「物語」を求めた人たち。
あるいは、今はやりの異世界ものに対する批判。「安易すぎる俺強い! 」メアリー・スーな問題もあると思うんです。
「努力もクソもなく、俺無双ができる。」世界を、読者が求めているということは、それだけ読者が堕落した証だ・・・。批判論者は言うのですが・・・。
そんなことにも、『ネイキッドブレード』は落とし前をつけてくれるのか?
興味深く拝読し続けたいと思います。
正に、その通りです。
この物語を書きながら、そういう物語・フィクションの様々な面について考え続けています。
それら様々な要素に、第一章から作品の主な構造として語ってきた部分もあり、第二章後編でメジャーとマイナーについて語ったり、第三章前後編を通じて不完全でもそれでも進まねばならないしそういう人に寄り添う姿勢を取ったりしてきましたが、最終章、最後の決戦でも改めてこれらの課題に本作品なりの答えを示していければと思っています。
期待に応えられるよう、頑張ります。
第九十四話。
これまでの鬱憤を晴らすかのようなド派手な戦闘シーン。
まさかの犠牲。しかしようやく届き得た切っ先に見えた逆転の目。
そしてこの作品の目玉、攻撃のみならず口撃の応酬と思想。
熱くなり、考えさせられる要素盛りだくさんの今回。堪能させていただきました。
いよいよ終焉の近さを感じさせる展開。果たしてその行く末は。
待ち遠しい、しかし寂しさも感じるなぁ。
戦闘シーン、鬱憤を晴らせたようで何よりです。
犠牲については、今後も、継続してそこらへんについては細かく捕捉していくつもりです。
物理的な攻防と口撃の応酬については、本作の特徴であり、同時にバランスも気を使わねばならない分野なので、いつも悩みながらバランスに気を使ってます。
最後は、確かに近いです。寂しい、それは作者も正にそう思っています。
しかし、こう、最終回の寂しさ等のそこらへんについても上手く出来ればと思っております。
がんばります、今後ともよろしくお願いいたします!
第九十三話。
≪現実≫という災害に、それ以上のメタが殴り返した。
水掛け論か、堂々巡りか、真実は定かならず。
『全能』よ、泥人形と言うならば、設定が描写されたお前こそ何なんだ?
二人が決めた覚悟、受け取り沸いた反撃の意思、それに『交雑』は何を思うのか?
M●THER2()のように、【ここ】が力となるか。
それこそ今後加わっていくものも含めて、酸いも甘いも飲み込んで。
ページを開けば常に【終わらない物語】がある。
次なる描写、垣間見える世界の様子は、如何なるものか?
そう、正に、今私や貴方がいるこの世界が力になります。
物語の為に。そして、それがこの世界にとっても救いになると思います。
確かにそれはある意味作中世界の現実以上の力でもありますが、私達の居る現実が物語と繋がる事は今私や貴方が居るこの世界の現実とも戦う行為であり、これが、私達の現実との闘いにとっても力になると私は思い願っています。
『全能』と『交雑』の内面については、最終局面においてきちんと描写する心算です。
今後とも、よろしくお願いいたします。読者の皆様が、私の心の力です。それと同じようにこの物語が読者の心に力を齎せる事を願って私も今後も頑張りますので!
うへぇ、すごい迫力だなあ! 『スーパーロボット大戦』もかくやか!? と思ったんだけど。
ここへ来て、大どんでん返し!
ここまでおきて破りなものを読むのは『箱の中の失楽』を読んだ衝撃以上です!
究極のあとがきにして、ド直球なテーマ。
まさに現実が架空とリンクする。
この言葉のために、これまでずっと書き続けてきたのか! 架空がリアルになることをリアルで見せてくれた。
これは、今まで創作者すべてが夢見て、成し遂げなかった奇跡ではないでしょうか?
このリンク感がすっと腑に落ちました。
ここまで博元様を言わしめるとは! いい読者の方々を持たれましたね。大切にしてあげてくださいね。
この大規模極まりない状況に、抗う力に成る程に、皆さまへの感謝の念、皆さまへの思いは強いのだと。
正にド直球かつ剛速球で大胆に訴えました。
それは、物語の現実への逆襲というこの物語そのものでもあるのですから!
とっても大事なアイディア。それにより強いインパクトが確かに発生したようで、やった!とガッツポーズです。
第九十二話。
二つの世界、そのどちらにも猛威を振るう≪現実≫という災害。
混珠の戦士達、物語の理にメタフィクションを、地球の戦士たちに身近な日常という≪現実≫を、それぞれぶつけるか。
パロディや描写すらネタにする、この作品ならでは戦闘風景。 メタキャラの厄介さが嫌になるほど思い知れる。
身近な日常、というか最近の流行そのものが武器とか、救いのなさに泣き笑いしそう。だからといって『交雑』が焼いてしまえばそれはリアラ達の敗北になる。
そんな中での末文。 最新の伏線を鑑みるに、まさか……いや、続きを待ちましょう。
この物語の根本である、物語と現実の戦い。そこに、改めて原点回帰し、その恐ろしさを認識していただいた形となりますね。
この現実に、いかに立ち向かうべきか。
より正確に言えば。
この現実にいかに物語の力で私達は立ち向かうべきか。私達の愛するファンタジー・物語と、私達自身の心を、この現実にいかに立ち向かい守るべきか。
それをこれから最終回までの間に描いていければと思っております。がんばります。
第九十一話。
最終決戦の序盤は三者三様の思惑から、穏やかな、盛り上がりに欠けるような展開。
己の意を放つ舌戦こそ有るものの、それも既に見慣れたもの。
このまま惰性が続くと思いきや……『全能』の一挙一動に既視感。
まさか、これは、と慄きながら読み進めた先に……直球ど真ん中、キャッチャー両腕粉砕ものの剛速球!
まんまだーー! そして元ネタ的に大納得。
それを持ち出すか、物語でありながら現実的な人類の愚行と滅亡を描いたそれを。
その衝撃的な終焉までの光景こそが……お前『全能』の世界観なのか。
持ってかれた、全部。
存在そのものが突き付ける、これが答え≪現実≫だと。
これへの勝利が如何なるものとなるか、現時点では予想がつかない。
未知の未来、その光景を、今はただ待つ。
前半改めての対軍バトルに細かいネタを入れたりと色々直前にも加筆したり工夫しましたが、ややスロースタート、は、実際今回作者も少し気になったところで……加筆修正するか章の前半で衝撃展開や戦闘もあったし全体のバランスで考えていくか、今後もう少し考えてみます。ご意見ありがとうございます。
ですが、というか、そして、というか。
『全能』のネタ・オマージュ要素はがっつり届いたようで、これは幸いです!作者ガッツポーズあるいは万歳ポーズ!
そう、まさに。まさにこれこぞが『全能』の最も暴虐な一側面なのです。まさにあの、火星(マーズ)のように荒れ果て焼き尽くされる愚行と滅びの地球(ガイア)こそ、死こそがすべての終着点となる地球そのものだと。
コイツに果たしてどう抗うか。そして、激しさを上げていく戦闘の行く末は。頑張って書きます、どうか今後とも引き続きよろしくお願い致します!
確かに、現実とは死で、滅びですよね。立て続けに大切なひとを亡くしつづけている私は、その網にとらわれています。
今まで積み上げてきたものが、一斉に根元から砕け散って、体の芯がなくなってしまうような感覚・・・。
今まで、こんな悲しみは「物語」・・・つまり架空の世界でしか体験したことがなかった。
リアルな痛みがこんなにきつかったとは、と自分の未熟さをかみしめております。
だけど、なくす悲しみは、それから解放されるということでもあるんですよね。
一瞬だけ感じる、奇妙な解放感。これを何とかして希望につなげたい、と、あがいているんですが・・・。
そのあがきが、本作にも表れているんだと思います。
だけど、何もできない自衛隊、ってのが、リアルでいいですね。
……私もまた同じような喪失の経験もあり、その影を忘れる事なく物語を書いているところもあり、お察し致します。
現実の、その究極的な果てにある死に抗う事。第一章のころから、重大なテーマのひとつで。
この最終章で、改めてそこに、もう一度希望を描ければ、と思います。何もできないという現実的に、何か出来れば、と。
第九十話。
『交雑』も寒そうだと思ってそう。ビキニアーマー。
出そろった(-1)最終形態達の描写にパロディが満載。
巨大ロボ、巨大ヒーロー、大怪獣、元ネタや例え元がどれも文句なしの最強揃い。
感無量だろうな『交雑』。 メカとかロボ好きとか共感持てる。
対して飽くまで現実的に拘るか『全能』よ。 幻想からの追放、最近のポンコツ女神ではできない所業は流石この作品のボス。
混珠側も動き出したか。
懐古の変わり種と温故知新の王道の対決。
単なる力押しと異なる戦いが見られそうな展開。
同時に展開し集約する主人公達の戦場を見つつ、これまでに見られたそれ以外という伏線も気になるところ。
果たしていかなる戦いの様相となるか?
『交雑』も寒そうだと思ってそう、というの、作者ながら笑ってしまいました。確かにそれはありそうですね。
リアラも『交雑』もオタクなので、パロディ・オマージュ要素的表現が最終決戦に至って満載になってますが、強さのイメージが伝わりやすいと思ったとおりでよかったです。
『全能』の真の姿については、次回明らかになります。……実際その要素的に、現実的で複雑なキャラクターに意図的にしておるのである。さまざまな要素が入り混じった混沌という事で、口調や態度もある程度ぶれさせたりとか。
最終最後ということで今のうちにしておかねばならぬ描写があったり多方面での戦闘だったり『全能』の性格から絡め手もあったり一話辺りの区切り・分量の都合もありまだ先は結構色々ありますが、引き続きよろしくお願い致します。
いきなりのマザーグースの替え歌から、『明日がある』のもじりまで。博元様の知識の深さがうかがえますね。
後者は「俺達に明日は無い」の逆、という事で、俺達に明日はある、という感じでもありましたが、そこはまあ、どちらでもある感じですので。
古い物語を継ぐ者たち、というイメージで登場人物を書いてるところもありますから、古い要素が感じられるのであれば幸いです。
第八十九話。
決戦直前の光景。
小僧とおっさんが語り合い、少女たちが先を見据える。
過去が現在が、仲間たちが元敵が、既存が新規が、一つの歴史となっていく。
最終決戦へと向かうシーン、その高まるボルテージを強く感じました。
熱い、とにかく熱く高まる熱が読者の胸にも込み上げる、込み上げさせる描写は見事、いや美事。
この先に如何なる光景があるのか、注目です。
これまでの余韻と、これからを超えんとする意思の滾り。そして、彼等彼女たちとそれが生きる世界にある、確かな歴史のつながりと人生。
それを丹念に描く事で一層この世界が存在する事とそんな世界の命運が掛かっている事を実感していただく、そういう感じで一区切りできればと思っていました。
なのでそれを認識する事でこれからの決戦への思いが滾る、との感想、ありがとうございます。良い物語を提供出来る事こそ、私の幸せですので。
うれしいです、今後とも最後までよろしくお願いいたしますっ。
第八十八話。
おめでとう名無。おめでとうユカハ。おめでとうフェリア―ラ。おめでとうミレミ。
本懐を遂げ、答えを出した彼らの未来に幸有らんことを。 そのために死ぬなよ皆。
理詰めだったり、はっちゃけたり、触れ合って得た答え。
背負う責任は重く、だからこそ運命の激流にも抗えようというもの。
双方の世界の行く末、見届けさせてもらいます。
理詰めだったりはっちゃけだったりしているでこぼこした人生でも、他者を思っているのであれば、それは間違っていない絆になる……そんな感じです。
長い間描いてきた中として、作者である私も祝福したい感慨深さを感じます。
ちなみに実は第一稿ではもっとセクシーな描写があったんですが、前日に流石にやばいかなと思い描写をある程度マイルドに自重しました。
その運命がどうなるかは、これから先の戦いを書いてみなければ分かりませんが……
がんばって書いていきます。
なるほどるこの世界は残酷ですね。鴻上氏も、あの災害の悲惨な状況を見て、沈黙せざるをえなかった。物語は、言葉は、大いなる悲しみの前では無力でしかない。「しかし」を探し続けて、だけど鴻上氏は言葉を紡いでます。
現実の悲劇の前では、物語なんか本当に無力だと痛感いたします。だがしかし、それでも「物語」を紡がなければいけない。なぜなら人生は続くから。などという言い方はかっこいいでしょうか? と、きれいな言葉で閉めてみました。
人生が続くから物語を紡がなければならない、つまり、人生を続かせるに置いて物語は必要なものである。
実際私はそう思いますので、この物語を、悲しい現実に抗う物語としての要素を持たせて書いています。
今後とも、読者の人生に寄り添えればと思いながらがんばります。
第八十七話。
物語を愛する者。互いの物語を評価し合う。
相容れずとも対等と評す。なんという好敵手感。
「理解して尚貫き通す」敵に対しリアラの答えや如何に?
同じ人を愛した二人も語る。
なるほどルルヤも『交雑』になり得たか。リアラに出会えなければ。
お互い様でどちらの優劣なし。ただ先か後かがあるのみ、ですね。
さて次話、そして緑樹の答えは?
よく似た者たちの対比が今回の容でしたので、伝わったことうれしく思います。
理解して尚貫く『交雑』、理解し合ったうえで尚許される事を誘惑と退けつつも、他の手はないかと願い考えながらもやはり一歩一歩踏みしめて進むリアラ。
そしてそう、正に、緑樹とルルヤの対面であると同時に、ボタンを掛け違えれば「復讐の為全てを捨てる」『交雑』に近いものにルルヤが成り果てていた可能性はあって(彼女の本質は怪獣めいて猛々しい竜であるが故に)。
だからこそ、緑樹をルルヤは対等とリスペクトし、そのリスペクトがあるからこそ緑樹は答える、と。
互いが互いを複雑に写し合う万華鏡めいたエピソードでした。
次回は一度混珠側に視点を移して……まだ少し内容について最終調整中とはいえちょっぴりセクシーになりそう?かもですが、巧いこと伝えられる事・受け止めてくださることを祈っております。
緑樹の答えは、実は相当引っ張る事になりそうなので、そちらは最終局面の緊迫感としてご容赦くださいませ(汗)
それでも、今後ともよろしくお願い致しますっ。
なんかラブコメみたいで和やかな雰囲気ですね。あたくし最近見た映画は『駅馬車』。最近読んだ本は『公安の仕組』という、いったい何が楽しいんだかわからないセイカツを送っております。だから、ここで描かれる日常がとっても新鮮です。
でも、いつの間にかギャグで打ち解けてしまう敵方とか、ついほっこりしてしまいますね。
渋いものを見ておられますね、知性を感じます。
とはいえ清涼剤が必要で、それに私の物語がなれるのであれば幸いです。
最終決戦前の因縁の清算で、清算する因縁が主にラブ&ライクなのでラブコメっぽくなる、というわけです。
最終決戦前に日常回やるのが個人的に好みなのもありますが。
『交雑』はある意味、リアラに一番近い前世を持つ敵の一人ですからね。『旗操』も立場は近かったけど、方向性が違った。また違う物語を重ねる事でで、彼等がそれぞれどう違うのか、その違い故にどうなるのかをより細かく描ければと思います。
ラブコメっぽい話はもう暫く続き、その後最終決戦の連作に入っていきます。よろしくお願い致します。
第八十六話。
ルルヤと地球勢の対面。ルルヤの地球体験。あと『交雑』。
戦いの合間の穏やかな時間。傷つき疲れた戦士たちの仮初の休息か(CV.千葉)
なんのかんのと仲良く過ごせているようで何より。
しかし気になるのは緑樹の言動。前回の作者ぁ!な事も含めて予想はつけど、いったいどのような描写になるのか楽しみ。
次はリアラ/正透の視点。どのような話になるのやら。
緑樹に関しては、「作者ぁ!な事」とはまた別に次回……ふふふ、です。
歩未と緑樹は、あの潔癖なリアラが生前付き合っていた人ですからね、そりゃ、穏やかな時間にもなりますよ。
『交雑』は、あれはあれでなんだかんだいってあいつも生前はオタクでしたし……
次回はこう、武器をかわさないし、敵対もしないけれど、だからこそこう……というような話になると思います。よろしくお願いします。
第八十五話。
物語前半に繰り広げられる巨大戦。そしてその様子をカキコしていく「俺ら」を描く後半。
うーん、実に「あるある」な描写。実際こうなるだろうと思わせるレスの数々にニヤリとしてしまう。
しかし下ネタはいささか直球すぎる。大文字が所々混じっていた方がらしいけど、はたまた奇跡的な確率の表現か。
書き込まれたURLを思わず打ち込んでしまいそうな再現度に、HNも凝っていながら実際に居そうな人々……って、第四の壁ーー!?
何かが動き始めてって、そうくるか。確かにこの上ないし伏線もあったけど……敢えて言おう、ネタとして。
先生なにしてんすか!?
後半のあのネタは、いかにもならしさを出す為だけでなく、形式を整えるのに中々どうして苦労したので、それに見合う驚きを与えられたのであれば実にうれしく思います。
simonetaについては、確かに流石に言われてみれば大文字を入れたほうが「らしい」ので、後日修正しておきます。
そして、ふふ、第四の壁については、驚かれたでしょうが、これまでに実は伏線が既に蒔かれており、そしてそれらは結実してこの先にも影響を与えていくのです。
なにしてんすか!?と言われれば、まさに、壁を破るような驚きの展開に、更なる花を咲かせるべくがんばってますと答えましょう。今後ともよろしくお願いします!
第八十四話。
なるほど、これは確かに巨大ヒロインバトル。
【巨躯】のやり方、心意気は、文字を追い想像するだけでその在り様が浮かび上がる。
ルルヤに劣らずの見事な巨体……ではあれど、本当にどっから出てきたのこれ?
胸と腰部のは「いかにも」という見掛けだし、敢えて狙わせる視線誘導とかできそう。
『交雑』も思わず提案し、それに対するリアラの返し。 仲良いな、お前らw
翻って『全能』の質の悪さ。
やはりこの手で来たかと予想してたが、その手腕の内容の汚らしさよ。
返すルルヤの叫びの雄々しさを頼もしく思えど、さてどうするものやら。
最終決戦に相応しき様相の数々、目が離せない。
【巨躯】の心意気は、この作品のヒロイズムの理念の一部なので、感じ入っていただけた事、伝わったこと、嬉しく、そして有難く思います。
リアラの【巨躯】の姿については、ルルヤがその猛々しさを具現した恐ろしい黒い竜となったように、心の要素の一部が形となるがどの要素が形になるかは選べない、って感じで、肉体的に女性になった少年であるリアラの肉体ではなく自我の本人がそこまで意識していない女性的な側面等リアラ自身もあまり意識していない要素、って感じのイメージですね。
リアラも『交雑』も、なんだかんだ言ってどっちも地球日本のオタクの少年という属性は同じですからね。それに、『旗操』と違ってハーレムに執着している訳でもない。だから何となく響き合うものもあるという事で。
そして『全能』は、本作品においてしばしば描写される「地球の負の側面」の権化なのでああなる、と。
最終決戦第一ラウンド、次回にも続きます。引き続きよろしくお願いいたしますっ。
第八十三話。
戦い始まりは、とても穏やかに。
共に評価し合い、認め合い、そして決して譲れない己の『世界』の為にぶつかり合う。
異世界だからこその問題が発生し、三つ巴の最後の一つは文字通りの現実の地球そのもの。
いずれも譲れぬ難敵二人に、あまりにも困難な戦闘条件。
しかし、それを「いつもの事」と言ってのける歴戦の戦士の頼もしさよ。
さて次なる様相は?
難敵故に、そしてここまでの総合的な結果であるが故に。
じっくりとした立ち上がり、何ラウンドかにわたる戦いとなりますが。
次回の戦闘は、再びの超ド級巨大ファイトです。ご期待ください。
そして、第四章を通じて、になりますが、現実そのものとの戦い、についても、テーマと結論をしっかり描写するつもりです。よろしくお願いいたしますっ。
戦闘機と魔法・・・ですか。うまいこと現実と魔法が入り混じっておりますね。魔法設定が細かいのが効いているように思います。
昨今、安易に「ファンタジー」さえ出しときゃいいんだろ。みたいな中二病設定が見られますが、その凡作とは一味違いますね。
ファンタジー世界の異物としての現実と戦うファンタジー、から、現実の中のファンタジーへ、という事で、リアリズムを出すのが大変ですが、作りこんだ設定が実際進める力になってます。
現実を切り裂く物語という意味で、納得できる内容かつインパクトを、と思ってますので、巧い混じり方で、かつ他との差異が感じられるのであれば上手くいっているようで幸いです。
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