七月、鍵が開いている家の庭は
突然夫が亡くなり一人暮らしをしている73歳の佐伯みつ子。
娘も家を出て日がな一日趣味の庭いじりに明け暮れている。
夫・成明が亡くなったことも忘れてついつい家の鍵を開けて置いたままにしたり、振り返って話しかけようとしてしまうみつ子。
そんなみつ子の元に、毎朝決まった時間に現れるどこか不思議な少年・葉山佳月。
佳月は幼馴染の警察官・高良清十郎とともにみつ子の夫・成明の死を調べ始める。
すると、みつ子も知らなかった成明の数々の顔が見えてきて──。
「夏の庭」を舞台に繰り広げられる優しい短編ミステリ。
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