神々の島の聖獣士〜勇者に聖獣を奪われて殺されかけた俺を助けてくれたのは小さな黒ウサギでした〜

 『神々の島』と呼ばれる聖地には不思議な力を持つ聖獣が住む。
 聖獣を手懐けて契約できれば、その膨大な魔力と特殊能力を取り込める聖獣士になれるのだ。

 島にあるアトラ聖獣学院には聖獣士を目指す学生達が多数学んでおり、15歳の少年ライゼルもその一人。

 ライゼルは伝説種の金竜を発見するが、勇者候補のクラスメイトに奪われ、殺されかける。
 密かに少年を応援していた幼い神様クオンタムは全知全能の唯一神ゼナスがその手助けをした事を責め、ライゼルを助けに行こうとするが力を奪われて人間界に落とされる。

 瀕死のライゼルを助けたのは、仲の良かった小さな黒ウサギの聖獣だった。
 他の学生達が次々と強力な聖獣をテイムする中で、ライゼルはそのウサギと共に卒業試験にいどむことになる。
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