愛を騙るな
「………」
「贅を尽くした食事、ドレス、宝石、アクセサリー、部屋の調度も最高品質のもの。王妃という地位も用意した。およそ世の女性が望むものすべてを手に入れているというのに、何が不満だというのだ!」
王妃は表情を変えない。何を言っても宥めてもすかしても脅しても変わらない王妃に、苛立った王は声を荒げる。
「何とか言わぬか! 不敬だぞ!」
「……でしたら、牢に入れるなり、処罰するなりお好きに」
「い、いや、それはできぬ」
「何故? 陛下の望むままなさればよろしい」
「余は、そなたを愛しているのだ。愛するものにそのような仕打ち、到底考えられぬ」
途端、王妃の嘲る笑い声が響く。
「畜生にも劣る陛下が、愛を騙るなどおこがましいですわね」
王妃を始め、周りが一丸となって行った『王への粛清』最高でした!
漫画で地位も名誉も何でも欲しいままにしている王が
「そなたは幸せ者だ、美しく賢い妻を手に入れて。」
「ありがとうございます。妻は本当に素晴らしい女性、これもひとえに陛下の思し召しの賜物でございます。」
「余のお陰と申すなら、そなたの妻を余に譲れ。」
「はい、慶んで。」
王の願いに応えた忠臣は妻を王に差し出した。
百戦錬磨で敗け戦の無かった忠臣は王の誇りで、王自身を華やかに飾るアクセサリーであった。
しかし王に妻を譲った忠臣は、次の戦で呆気なく死んだ。
「何故だ?余の誇りで強く美しい飾りであったあ奴が、何故此度の戦で死んでしまったのだ!?」
怒り歎く王に、彼を愛していた大臣は言う
「彼が大事ならば、王は何故彼の最愛を奪ったのですか?」
「奴が慶んで余に妻を差し出したのだ。」
「慶ぶ訳が無い!彼女は彼の初恋の人だった。生まれつき美しく文武に秀で周りから期待され妬まれ押さえ付けられた彼のたった一つの光だった。彼は全てにおいて優秀だったが長年彼女への恋心を伝える事が出来ない臆病な繊細さを持った弱い人間だった。弱さを隠す為に『人に対する時は憂いを帯びた気の無い返事をし、常に優美な微笑をたたえ何にも関心を持たない強く冷徹な軍神』の仮面を纏った。それがようやく蟠りと誤解が融けて、思いを伝え、やっと心を通わせる夫婦に成れたというのに、貴方が彼から彼女を奪った!彼は貴方に差し出した彼女を忘れる為に護る為に死に物狂いで闘った!闘って闘って闘い抜いて、今際の際に、『憂い』の顔で微笑って逝った。貴方に彼の絶望が分かるか!?貴方が彼を殺したんだ!!」
大臣に叱責されて王は深く反省し忠臣に心から懺悔するが、それでも王として国を栄えさせて行く。
というのを思い出しました。
この話の王様はなーんも反撃出来んで最高のいい気味でしたね。それだけこの国が平和な証拠。戦時下でこんな王様だったらもっと早く❌されてたでしょう。
とても面白かったです!読ませて頂きまして有難う御座いました❣️
本当にありがとう🙏
この国王さまは産まれてすぐ身罷られてた方が世界中に惜しんでもらえたんじゃね?てくらいのどーしよーもねぇクズでしたね。
なのに、こんなクズ一匹始末するのに、最期に絶望を味合わせるためとはいえ、鋼の高潔さを備えた女性たちや宰相、そして肝心要の実行犯セシリアの弛まぬ努力の一つも欠けてはならなかった。
ほんっと身分て難儀です…くたばり国王以外の皆さま、一人一人にぴったりの幸せを一生味わい尽くして生きてください!
作者さまありがとー!!!!!
皆さまおっしゃるように、気分悪過ぎる話しかないのかよと幻滅してたらこの高潔王妃さまが吹っ飛ばしてくれたーヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
自分をレ◯プした自信満々ヒィぃろーぅっ!に
「顔も家柄も申し分ない穴だモノにしてやるぜ」
と言い寄られている内に絆され、ガバチョヒロインの家族も
「最初は反対したが、中々の男じゃないか」
と一人娘をレ◯プしたと知ってる糞ヒ◯ローを大絶賛……
王妃さま宰相閣下以下皆さま、いっそ出張してコイツら根絶やしにしてくれません?
あと、元正妃さまや側室さまたちは幸せになれましたか?
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