勘当された泥まみれ令嬢は公爵家に愛でられる

【役立たずと言われた私のスキル《花の帳》は意外と有能でした】

草花を愛し、庭で植物を育て土に触れて生きる日々。
そんな彼女が授かったスキルは、《花の帳》。
それは世界中の植物の情報が記された、ただの“植物図鑑”。

毎日のように全身土で汚れていた彼女は、『泥まみれ令嬢』と実の姉に嘲笑われた。
更にその話を姉達の手によって貴族社会にまで広められる。

そして役立たずと蔑まれ続けた末に、”婚活”より”花市”を優先した彼女は家を追い出されることになる。

「アイリス、お前はどこまで家名に泥を塗る気だ!」
「役立たずは要らないわ。あなたはもう、ドルマン家の娘ではありません」

ドルマン子爵家の三女アイリスは、家族からそう言い渡され、勘当された。

けれど――そんな“泥まみれ令嬢”は、思いがけない機会により価値を見出される。

ひょんなことから出会った公爵家三男。彼は家族の不運に奔走していた。
そんな彼を手伝ったことをきっかけに、《花の帳》の真価が明らかになる。

そして気づけば逃げ場が無いほど、公爵家の人々に囲い込まれていた。

「わ、私はただ、花を愛でながら静かに暮らしたいだけなんですけど……!?」

公爵家の一族がこぞってアイリスに心を奪われた理由は、その力の真価だけじゃない。
泥にまみれても笑っていられる、まっすぐで優しい彼女自身の在り方に惹かれたのであった。

「私が愛でられてどうするの!?」

これは蔑まれ続けた草花を愛する“泥まみれ令嬢”が、過保護すぎるほど溺愛されていく物語。

※小説家になろう、カクヨムでも連載中。短編予定。
※不定期更新です。
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