終わりゆく世界に、君の面影を追う。
百年前、世界は破滅への一歩を踏み出した。
急激な科学技術の進化、争い、大災害……。
それらにより再起不能となった文明は退化していき、今や人類はその存在が消えゆくのを待つだけの存在となった。
そんな終末世界を生きる青年、宮田真幸はかつて新たな景色を求めて旅立った同郷の友、佐々木美晴の後を追い、故郷を出る事に。
乗り物も存在しない世界。
十数年前、佐々木が踏みしめた地を辿り、彼は鳥取県から東京都を目指す。
常に死と隣り合わせの終末世界横断の旅。
初めて足を踏み入れた外の世界には、彼が想像するより多くの尊い出会いがあった。
生と死が隣り合わせになった、静かな世界。
そんな世界だからこそ生まれる様々な価値観や考えに触れる宮田は、佐々木が外の世界に求めたものを悟るようになっていく。
これはそんな静かで危険で、けれど温かくも切ない旅路の一幕。
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