刀だけが覚える~桜と友~

平安から鎌倉、そして平成、新時代へと受け継がれる物語。博物館に展示された刀に宿る女は、社会科見学で訪れた男の子を一目見て「彼」だと気付く。思い出されるのは千余年も昔の記憶。大陰陽師・安倍晴明の息子、吉昌との出会い。吉昌の式であり鬼であった友樹と過ごした日々。出会いと別れ、幸福と絶望。愛情と無情。

これは暖かな家族に囲まれて心を知った少女、『桜』を宿した刀だけが覚える記憶と愛の物語――。
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